試合も煽りVも期待大の城戸の試合「K-1 WORLD GP 2016 JAPAN ~初代フェザー級王座決定トーナメント~」

10月8日に行われた「大決起集会!」でのフォトセッションでの一コマ。小澤の姿はなく、城戸は安定のポージングを決める

 スーパーファイトで注目を集めるのはスーパー・ウェルター級でサニー・ダルベックと対戦する城戸康裕。何せ、ダルベックはこの階級の実力者である佐藤嘉洋を2度破り、Krush?70kg王者だった中島弘貴も昨年の「K-1 WORLD GP IN JAPAN??70kg初代王座決定トーナメント」の1回戦でKOで下すなど、その実力は日本のファンも知るところ。

 そのトーナメントでも日本人は決勝に進出することができなかったことから、城戸には否が応でも大きな期待がかかるのだ。

 もっとも本人はひょうひょうとしたもので「苦戦は免れない」などと予防線を張りながらも「ここでダルベックに勝てば、日本の?70kgの中で頭一つ抜けることができる」とこの試合の重要さはしっかり自覚。勝てばマラット・グレゴリアンの王座への挑戦も見えてくる。

 また「しっかり作り込んでいます」という煽りVにも期待が高まる。

 久保優太、左右田泰臣、牧平圭太という復帰戦組にとっては生き残りをかけた戦いとなる。
 左右田と久保は3月の?65kg日本代表決定トーナメント以来の復帰戦。左右田は山崎秀晃に敗れ一時は引退も噂されたが、ゲーオ・ウィラサクレックのもとで練習することで復活への足掛かりをつかんだ。

 久保も山崎に敗れ、トーナメントで顔面骨折のケガを負い長期欠場。今回はウェルター級(?67.5kg)に階級を上げての復帰戦となる。久保と対戦する牧平は3連敗中でKrush?67kgのベルトを手放すなど崖っぷち。昨年は?70kg(現スーパー・ウェルター級)でK-1に参戦していたが、今回は階級を下げての復帰戦。来年行われる王座決定トーナメントに向けともに勝利でスタートを切りたいところだ。

◆スーパーファイト/K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R
左右田 泰臣 VS ファワド・セディッキ
◆スーパーファイト/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R
久保 優太 VS 牧平 圭太
◆スーパーファイト/K-1スーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R
城戸 康裕 VS サニー・ダルベック
◆K-1甲子園2016 ?高校生日本一決定トーナメント? ?55kg決勝戦/2分3R・延長1R
椿原龍矢 VS 軍司泰斗
◆K-1甲子園2016 ?高校生日本一決定トーナメント? ?60kg決勝戦/2分3R・延長1R
横山巧 VS 西京佑馬
◆K-1甲子園2016 ?高校生日本一決定トーナメント? ?65kg決勝戦/2分3R・延長1R
近藤拳成 VS 本間海