12・31RIZIN 山本美憂とアーセンともに腕十字で一本負け

美憂(左)は打撃では互角に渡り合ったが…(撮影・蔦野裕)
「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUND/Final ROUND」が12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催された。
 9月大会に続き母子での参戦となった山本美憂と山本アーセンは奇しくもともに腕十字固めで一本負けを喫するという結果となった。

 先に登場した美憂はアメリカのKOTC王者アンディ・ウインと対戦。課題とされた打撃への対策も抜かりなく、得意のタックルでテイクダウンを奪ったものの、もうひとつの課題だった“上になってからの攻撃”で決めきれず、逆に下からの腕十字で右腕をとらえられる。ラウンド終盤でタップせずしのぐ美憂だったが、レフェリーがストップ。1R4分41秒、腕十字固めで敗れ、総合格闘技2連敗となった。
所が電光石火の腕十字でアーセンを破る(撮影・蔦野裕)
 アーセンはキャリアで大きく勝る所英男と対戦。
 互いに打撃で様子見の展開からアーセンが一気に踏み込んでの右ストレート。所が尻もちをついたところにアーセンが一気に飛び込むが、所は冷静に下からの蹴り上げでアーセンの顔面をとらえる。それでも上のポジションをキープしたアーセンだったが、所が下から電光石火の腕十字固めを決めるとアーセンはたまらずタップ。1R1分19秒で所が勝利を収めた。

 所は試合後のマイクで「10年間、追い続けてるKIDさん、このRIZINで僕と試合してください。日本の格闘技界を一緒に盛り上げましょう」とアピール。するとアーセンと花道を引き揚げていた山本KID徳郁はリングに向かって頭を下げる。果たしてKIDの真意は…。
 所は続けてかつてZST、HERO’Sでともに戦い、先日亡くなったレミギウス・モリカビュチス、宮下トモヤといった志半ばで逝った選手の名をあげ、「格闘技を長くやっていると、頑張る理由がいっぱい出てきて、なかなかやめられないです」と今後も戦い続けることを宣言した。