後は優勝するだけ?「上原劇場」の結末はどうなる!?【K-1】

11・23さいたま大会 K-1初代ヘビー級王座決定トーナメント
スカイツリーイベントでは最後の最後に仮装のマスクを外し素顔を明かした上原
「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN〜初代ヘビー級王座決定トーナメント〜」(11月23日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)で行われる初代ヘビー級王座決定トーナメント。今回のトーナメントは発表会見から危険なムードが漂っている。

 日本人4選手とパコム・アッシが参加した会見では上原誠がK-Jee、岩下雅大の2人に過激なダメ出し。それも隣に座るK-Jeeへのものは強烈なものがあり、いつ乱闘が起きてもおかしくないものだった。

 その場はK-Jeeが務めて冷静に振る舞ったことから事なきを得たが、上原は公式インタビュー、公開練習でもその舌鋒は収まらない。

 それは「K-1」「ヘビー級」というものへの上原の思い入れの裏返し。

「新生K-1のヘビー級は自分が作ってきた」という言葉通り、会見では選手を代表する形で宮田充K-1プロデューサーにKO賞を要求。大会前の恒例イベントとなった東京スカイツリーでのファンイベントではトークセッション後にファンにプレゼントを配り、用意していた分が少年ファンの前でなくなるとはめていた腕時計を外しその少年にプレゼントするなど、率先してファンサービスに務める姿があった。

 会見から「上原劇場」ともいうべく、話題の中心となって今回のトーナメントを盛り上げてきた上原。試合も上原中心に見ていくと分かりやすい。外国人選手が勝ち上がってくれば「vs世界」、K-Jee、岩下らが勝ち上がってきたら「イデオロギー闘争」、KOICHIとの決勝になったら「ライバルストーリーの最終章」といった形。自らに大きくプレッシャーをかけながら当日を迎える上原の動向に注目だ。

 トーナメント以外でも好カードが並ぶ。その中でも最も気になるのはウェルター級(−67.5kg)で行われる城戸康裕vs木村“フィリップ”ミノルの一戦。城戸は6月の「第2代スーパー・ウェルター級(−70kg)王座決定トーナメント」で準優勝の実力者。本気でK-1のベルトを巻くために階級を落としてきた。

 木村はもともとはスーパー・ライト級(−65kg)で戦ってきた。K-1屈指の強打を誇る存在ではあるが、スーパー・ウェルター級でバリバリやってきた選手と対峙するとどうなるのかという興味は尽きない。

 城戸はスカイツリーでのイベントで「適性体重はここだったんじゃないか? 20年間間違っていたんじゃないか」とうそぶくが、果たして本来の動きができるのか? ただでさえ試合展開が読めない2人なのに、今回はいつも以上に不確定要素にあふれ予想もつかない試合となりそうだ。

 バンタム級王者の武居由樹が前回大会に続き、連続参戦を果たす。相手のビクトー・サラビアは4月大会で武尊と対戦。激しい打ち合いを展開したが、武尊が3RKOで破った相手。その素朴なキャラから会場での女性人気も大きくなってきた武居。試合でも武尊を超えるインパクトを残していけば、“ポスト武尊”の座も見えてくる?