ハリル監督「眠れなかった」と言いつつ批判の声で闘志に着火!?

各カテゴリーの監督たち

W杯前の5月30日に最後の強化試合
 日本サッカー協会は12月18日、都内で会見を開き、2018年の各カテゴリーの日本代表の日程を発表した。

 6月にワールドカップ(W杯)ロシア大会を控える日本代表(SAMURAI BLUE)は3月19~27日に海外遠征を行い、5月30日に「キリンチャレンジカップ2018」(神奈川・日産スタジアム)で最後の強化試合を行う。

 またW杯後の9月にも札幌ドームと大阪の市立吹田サッカースタジアムで「キリンチャレンジカップ2018」を開催することが発表された。

 女子日本代表(なでしこジャパン)は来年は4月に2019年女子ワールドカップ(W杯)の出場権をかけて行われる「AFC女子アジアカップ2018」(ヨルダン)が最大の目標となる。

 それに向け、1月から国内合宿を行い、「アルガルベカップ」(2月28日~3月7日、ポルトガル)戦い、4月1日に長崎で国際親善試合を行いヨルダンに向かう。

 森保一監督のもと東京オリンピックでのメダル獲得を目指すU-21日本代表は「AFC U-23選手権2018」(1月9日~27日、中国)で始動。3月にパラグアイ、5月にフランスと海外遠征を行い、8月には「アジア競技大会」(8月18日~9月2日、インドネシア)に出場。12月にも海外遠征を予定するなど、強化に向け積極的に海外に打って出る。

記者の質問に答えるハリルホジッチ監督(右)。左は森保U-21監督

田嶋会長はハリルホジッチ監督のサポートを約束
 この日の会見には各カテゴリーの指揮官が揃って登壇。なかでも注目を集めたのは2日前の16日に「東アジアE-1サッカー選手権2017」で韓国に1-4で敗れ準優勝に終わった日本代表のハリルホジッチ監督。

 監督は「土曜日の試合の後、自宅に帰りリビングに入ったが、そこで試合のことをずっと考えて眠ることができなかった。指導者になってから4失点もしてホームで負けたことは今までありませんでした。戦ったチームがA代表ではなかったにしても、A代表の候補がいるチームでできるだけ準備してきた。しかし本日、協会に来ますと批判の記事が出ていたと聞きました。こういう批判には答えなくてはいけませんが、逆に私はそういう声を聞くとより意欲的に、続けたいなと思います。私はアグレッシブに戦うチームを作っていきたい。会長はじめ、西野技術委員長、コーチングスタッフ一丸となってW杯に向かってチームを準備していきたい。W杯終了後には日本国民全員がこのチームに対し誇りを感じられるような戦いを見せたい。このチームはロシアでベストを尽くして力いっぱい戦うということを私は確信している」などと前向きな姿勢を見せた。

 なお会見の冒頭に挨拶に立った田嶋幸三日本サッカー協会会長は「来年のW杯では今まで以上の成績を残せるよう、ハリルホジッチ監督をサポートし、日本サッカー協会は全面的に協力していくことをここにお伝えします」と話した。