格闘家イケメンファイル Vol.19 軽量級のレジェンド 寺戸伸近(てらどのぶちか)

2015.02.22 Vol.637
 今年35歳になる寺戸は、40戦以上の戦歴を持つベテラン。しかし、本人の口からたびたび出てくるように、“がむしゃら”で“一生懸命”なファイトスタイルは、見るものに常に新鮮でワクワクする感動を与えてくれる。そんな寺戸、格闘技を始めたのは、自分の意思ではなかったという。 「最近ではベテランと言われることも多くなりましたけど、もともと格闘技を始めたのが遅かったんです。大学3年生、21歳の時に友達に格闘技のジムに行きたいからちょっと付き合ってって言われて。ただの付き添いだったので、運動不足を解消ぐらいの気持ちで、週に1回しか通ってなかったですし。K−1とかは見ていましたが、格闘技には全然興味がなくて、真剣にやっていなかった。今の若い格闘家を見ていると小さなころから空手や柔道をやっていたなど、エリートコースを歩んでいるので、それに比べると僕なんて21歳までまったくの素人ですから(笑)。でも半年か1年ぐらい経ったころ、アマチュアの試合に出ることになって、自分では余裕で勝てるという自信があったのに、そこで負けてしまった。息が上がってしまうぐらいボロボロ。そこからですね、これはちょっと練習しないとやばいぞと(笑)。それは、あくまで今度アマチュアの試合があったら勝ちたいという気持ちで、その時点でもプロになることは考えていなかった。でもそのうちアマチュアの試合を全部優勝できるようになって、初めてプロを目指すことを意識しました。それがちょうど22歳ぐらいで、結局23歳でプロデビューしました」  広島で練習を積みプロとして活動してきたが4年前に上京。 「ずっと広島でやっていたので、それが一番いいのかなと思っていたんですけど、ちょっと伸び悩んでいた時に、広島で一緒にやっていた山本優弥が、いろいろ教えてくれて。優弥は何年も前に東京に出ていたので、練習環境やもろもろアドバイスをくれたりしたので、仕事の都合とかタイミングを見て、今かなみたいな感じで決めました。やはり東京ではいろいろな人がいますから、それまで知らなかった練習などができますし、最初なかなかできないことでもくり返し練習できる。そういうところは良かったなと思っています」  寺戸が思う格闘技の魅力とは 「格闘技はみんな一生懸命練習してリングに上がる本気な戦いですし、そこから決して逃げられない。そういう本気な姿を見て、すごいなと思ってもらえるところもあると思うし、生で見ると怖いぐらいの迫力もある。それは実は選手もやっぱり怖いんです。その作り物じゃないところがいいのかなと。あと、リングの上にいたら華やかな感じですが、リングから降りたら普通の人なので(笑)。アイドルなら会えないかもしれないけど、会場の出入り口もお客さんと一緒だし、格闘家には結構簡単に会えます(笑)。だから本気で戦っていた人を身近でも感じられるのも楽しいと思いますよ」  4月19日にはK−1 WORLD GP 2015〜 −55kg初代王座決定トーナメント〜に出場、1回戦目はチャールズ・ボンジョバーニと対戦する。 「今は4月19日の事しか考えていません。待ちに待ったK−1の舞台ですし、ずっと身近で一緒にやっていた山本優弥がK−1の舞台で活躍していたのを見ていて、いつかは自分も…と思っていたので。今回自分の階級でトーナメントがあるということで、ぜひチャレンジしたかった。外国人選手が4人いますが、日本人の選手も強豪ぞろいなので、準決勝、決勝には日本人が上がってくるんじゃないでしょうか。でも日本人選手はみんな若い(笑)。10代とか20代前半ですから…。当たったら? おやじ刈りに合わないようにしないと(笑)。それは冗談ですが、勝つと負けるしかない勝負の世界ですから、何としてでも勝ちたい。勝つためにリングに上がるし、いつものように、必死に一生懸命やるだけです。箱も大きいですし、たくさんの人にそんな自分の輝いている姿を見てほしいですね」

Krush.49 渡部太基がKOで王座挑戦表明 トルネード尾崎圭司が引退式

2015.01.05 Vol.633
 立ち技格闘技「Krush」の恒例となった年初の昼夜興行「Krush.49」と「Krush.50」が4日、東京・後楽園ホールで開催された。
 昼の「Krush.49」のメーンでは-67kg戦で堤大輔と渡部太基が対戦し、3R2分47秒、渡部がKOで勝利を収めた。昨年10月に約4年9カ月ぶりにKrush戻ってきた渡部はこれで2連続KO勝利。試合後、リング上で「メインをKOで締めることができて良かったけど、まだまだ。こんな形で言うのもなんですけど、今年はベルトが欲しい。牧平選手、会場のどこかにいるんでしょうけど、もっともっと練習して挑戦したい。次でも受けてくれるならやりたいです」と早期の王座挑戦をアピールした。
 この日の第3試合では11月の「Krush.47」でプロ初黒星を喫した西京春馬が良輝と対戦。開始早々の左ハイキックで1R7秒KO勝ちを収め、強烈なインパクトを残した。昨年行われた「K-1甲子園2014」で準優勝の佐野天馬は武居由樹を2-0の判定で下しプロデビュー以来の連勝を9に伸ばした。

K-1-60kgトーナメント組み合わせ発表 スーパーファイトでゲーオvs木村

2014.11.27 Vol.631
 来年1月18日に国立代々木第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2015 ~-60kg初代王座決定トーナメント~」会見が27日、都内のホテルで行われ、トーナメントの組み合わせとスーパーファイト3試合が発表された。
 トーナメントは第1試合「島野浩太朗vsハビエル・エルナンデス」、第2試合「卜部弘嵩vsカリム・ベノーイ」、第3試合「山本真弘vsグァニー・バラッジ」、第4試合「卜部功也vsヨハネス・ウルフ」、リザーブファイト「闘士vsアンソニー・カストレジョン」となった。
 島野は「トーナメントで大波乱を起こす。力尽きるまで最後まで全力でいこうと思っている」、弘嵩は「ベノーイはヨーロッパ最強の選手。ずっと戦ってみたいと思っていた。1回戦で戦えてうれしい」、前田プロデューサーが「今でも世界一だと思っている」という山本は「日本のファンのみなさんに素晴らしい戦いを見せたい」、功也は「ドイツの鳥人と呼ばれているようですが、僕がしっかり撃ち落として、トーナメントを制したい」とそれぞれ語った。

格闘家イケメンファイル Vol.10 微笑みスナイパー 久保優太

2014.10.10 Vol.628
 その穏やかな微笑みから物静かな印象の久保優太。しかし、いざ試合となったらめちゃくちゃ強いというギャップに女性ファンが急増中!? 「そんなにいつも笑っているイメージですか? 確かに記者会見とかでも、格闘家っぽいマイクパフォーマンスはやりません。試合前にあまりバチバチやって変なプレッシャーを感じると、日々のトレーニングに支障をきたすんじゃないかと思って。そもそもリングに上がらないとスイッチも入りませんし。だって、普段生活していて人を殴りたいって思ったら危ないでしょ(笑)」  17歳でプロデビューするなど、天才肌の格闘技エリートのイメージが強いが…。 「全然、そんなことありません。小学校2年生の時にテレビのK−1の試合でピーター・アーツ選手を見て、テコンドーを始めたんですけど、めちゃくちゃ弱かった。格闘技のスゴさにあこがれ、自分もその舞台に立ちたいと思っていましたが、ビビリだったんです(笑)。怖かったからディフェンスを一生懸命覚えた。だから今でも防御が得意です(笑)。そんな感じでしたが、とにかく何でも1番がよかった。道場に行くのも1番、練習するのも1番。とにかく誰よりも1番努力をしようと思ってやっていました」  11月3日には、K-1 WORLD GP 2014〜 −65kg初代王座決定トーナメント〜に出場する。 「1回戦はアルメニアのラズ・セルキシアン選手と対戦しますが、僕はトーナメントでは常に優勝することを考えているので、1回戦の相手について、あまり気にしたことはないです。もちろん、1回戦も大事ですし、気が抜ける相手は1人もいませんが、正直誰が相手でも特に何も思わない。1日3試合って相当ハードで、決勝戦になると、骨折した状態でやるような状況になることもある。だから精神力がめちゃくちゃ必要なんです。でも守って試合をしてしまうと、精神的にも引いた試合になってしまう。そこは自分のメンタルをコントロールして、見てくれている人に感動を与えるような試合をしないといけない。格闘家として生きさせてもらっているので、守りに入らずいい試合をすることが大事だと思っています」  自分に自信を持つ久保だが、その裏には絶対的な信念があった。 「実はいろいろあって、1年半ぐらい試合ができない時代があったんです。正直すごく辛かったし、苦労もした時期ではありました。しかし、そんな時でも常に試合前にする練習をしていた。とにかく先が見えなくてもモチベーションを下げずに、ブレない自分でいようと思っていました。そうした中で、自分を信じて支えてくれたトレーナーさんや、助けてくれた方々に感謝の気持ちも生まれたし、今試合ができる喜びを感じることができている。その時の気持ちを忘れずに、ブレない心で試合にのぞめば、いい結果が出ると信じています」  次回の試合とその先に求めるもの。 「とりあえず、次の試合は優勝します。過去トーナメントで、決勝に進出しなかったことがないので、最低でも決勝に残り、最低でも優勝で来るように頑張るだけです。僕は常に自分の限界を超えることを意識している。これまでも試合の時は誰よりも練習してきました。そうするとおのずと気持ちの戦いになった時に、自分に有利に傾くことがあるんです。今後の夢は、自分が格闘技で夢を与えてもらったので、同じように若い人たちに夢と目標を与えられる選手になりたい。僕がピーターアーツ選手に夢をもらったように、自分が目標にされ、あこがれられるような選手を目指したい。まだまだですけど(笑)」

11・3『K-1 WORLD LEAGUE -65kg初代王座決定トーナメント』組み合わせ発表

2014.09.22 Vol.626
 K‐1実行委員会が22日、都内で会見を開き、『K-1 WORLD LEAGUE』(11月3日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で開催される「-65kg初代王座決定トーナメント」の出場全選手とトーナメントの組み合わせを発表した。
 これまでアマチュアの大会、K-1甲子園が開催されてきたが、新生K-1の本格始動戦とあって刺激的なカードが並んだ。
 1回戦は「HIROYA vs マイケル“トマホーク”トンプソン」「左右田泰臣vs 木村“フィリップ”ミノル」「山崎秀臣vs ゲーオ・フェアテックス」「久保優太vs ラズ・セルキシアン」の4試合。
 会見にはトンプソンとセルキシアン以外の6人が登壇した。  カード発表で一番ざわついたのが、左右田と木村の一戦。木村が「どう頑張ってもしょせんは左右田なんで。僕には敵わない。自分と戦ってこの世界で生きていくことをあきらめさせたい」と挑発すると、左右田は「この試合が盛り上がるように挑発してくれて、おつかれさまでした。用意してきたコメントを言われても響かないですし、気持ちはたぎりません。木村選手のコメントについては…特にありません」と切り返した。

格闘家イケメンファイル Vol.4 アンタッチャブル 卜部 功也

2014.07.20 Vol.622
 実兄・卜部弘嵩もキックボクサーとして活躍。兄の後を追って、自然と格闘家になったというお兄ちゃんに頭の上がらない弟の素顔は? 「兄とは年子なんですが、小学校1年の時に兄が空手を始めて、僕はその1年後に同じく小学校1年生で空手を始めました。1年生になったら空手を習わせるっていう親の方針で。兄は子どものころからあまりべらべら喋るタイプではありませんでしたが、僕は基本的におしゃべりです(笑)。典型的な長男と次男。自分自身は多分格闘家向きじゃない性格だと思う。気も強くないし、普段から熱くなったり、怒ったりしないので。お兄ちゃんには頭が上がらないというか、兄は“兄です”って感じです(笑)」  先にプロになった兄に続き、格闘家としてデビューを果たす。 「デビューは2009年ですから、19歳の時です。小学校の時に兄と空手をやって、そのあと兄がグローブ空手をやるようになり、僕ももちろんついて行きました(笑)。そのあと、僕はK-1甲子園に行き、1年間そこでやっていた。試合はずっと勝っていたんですけど、最終的に決勝でHIROYA君に負けて準優勝だったんです。でもそのまま兄が所属する団体からオファーが来て、プロデビューが決まりました。K-1甲子園はテレビでも放送されていたので、放送の翌日は多少声をかけられることもありましたけど、それはまあ…恥ずかしかったです(笑)」  そしていよいよチャンピオンになるのだが…。 「チャンピオンには、22歳の時にユースという若手のトーナメントでチャンピオンになって、23歳でISKAという世界チャンピオンのトーナメントがあり、そこでチャンピオンになりました。実は僕、それを取るまでにK-1甲子園とアマチュアを合わせて4回トーナメントに出ていたんですけど、ずっと準優勝だったんです。だからベルトを取るまではすごく辛かったですね。なんで俺は最後に取れないんだ…って。対戦相手も違って、必ず決勝までは行くのに、どうしても勝てない。その時は精神的に悩みました。そういう選手もいるんですよ。強いし、うまいんだけど、どうしても1番にはなれない。自分はもしからしたら、そういう選手なんじゃないか、一番にはなれない選手なんじゃないかって、悶々としていました。そして最後、4回目にトーナメントに出たときに、KO負けしたんです。ずっと判定で負けていたのに、最後はKO負け。その時に、自分は何をやっているんだろうと思って。これはもう、プライベートから何から全部変えなきゃいけないと思い、お酒や遊びはもちろん、いろんなものを捨てて、練習漬けの生活にしました。そこで、ちゃんと格闘技にのめり込めたし、自分を変えられたと思います」

格闘家イケメンファイル【アーカイブ vol.01〜76】

2014.07.17 Vol.web original
※リンク再設定中です。 最新のまとめは、http://www.tokyoheadline.com/category/sports/fighterfile/

前田憲作プロデューサーのもと「K-1 WORLD LEAGUE」発足

2014.05.29 Vol.618
 日本で生まれ、世界的なビッグイベントとなった立ち技格闘技の「K-1」が新たに「K-1 WORLD LEAGUE(K-1ワールドリーグ)」として始動することとなった。K-1実行委員会が29日、都内で発足会見を開き、その概要が発表された。
 実行委員会はK-1プロデューサーとK-1GYM総本部の代表を務める前田憲作氏、K-1GYM目黒の代表・内田康弘氏、K-1GYM EBISU 小比類巻道場代表の小比類巻貴之氏、K-1GYM総本部チーフトレーナーの梶原龍児氏からなる。運営は現在、立ち技格闘技の「Krush」を運営するグッドルーザーが担当する。
 この日はまず前田氏とグッドルーザーの宮田充氏が登壇。前田氏が「K-1は日本が誇れる武道であり、格闘技。このままK-1をなくすわけにはいかない。誰かがやらなければならないというなかで、今回プロデューサーを引き受けることになった」とし、「K-1には選手としても指導者としても大きな経験をさせてもらった。そのK-1に恩返しをするためにも、今まで人生をかけて頑張ってきたチームドラゴンの代表を降りて、これからはK-1のために人生をかけて頑張りたい」と決意を語った。
 新しいK-1は「プロイベント」「アマチュア大会」「K-1ジム」を展開していく。プロイベントは「K-1 WORLD LEAGUE」の名称で55キロ級からヘビー級まで5階級で展開。11月3日に代々木競技場第二体育館で第1回大会が開催される。
 K-1ジムは現在都内に3つあるのだが、今後は「プロを目指す人から一般の方々まで、武道として、スポーツとして、フィットネスとして、ともに汗を流せる場所として全国に広めていきたい」(前田氏)という。

K-1が3つの階級を新設。11・3大会で−57.5kg初代王座決定トーナメント開催

2013.06.27 Vol.669
 K-1が23日会見を開き、3つの階級を新設することを発表した。  K-1は2014年の第1回大会から−55kg、−60kg、−65kg、−70kgの4階級で王座を認定してきたが、選手層が厚くなったことと適正体重で試合をしてほしいということで、−57.5kg、−62.5kg、−67.5kgを新設。K-1はヘビー級と合わせ全8階級で展開されることとなった。  また11月3日に行われる代々木大会で−57.5kgの初代王座決定トーナメントが開催されることが合わせて発表された。  今回の階級新設に大きな影響を与えたK-1公式サポーターの関根勤も会見に出席。「新生K-1が始まったとき、世間に浸透するには5キロ刻みの階級は分かりやすく非常にいいことだと思ったんですが、見ていくうちに5キロのなかで苦しむ選手がたくさんいた。選手層が厚くなってきたので、適正体重で戦ってほしいなと思いまして、前田さんに“2.5kgで区切ったらどうでしょう?”ということを昨年からずっと提案させていただいていました」と明かした。そして「これで8階級の王者が揃えば、王者のそろい踏みとか2階級のワンデイトーナメントが可能になる。どんどん話題が盛り上がっていけばいい」と話した。  今後、多くのドリームマッチの実現が期待されるが関根は「武尊選手はKrushでは−58kgだったので57.5kgが適正ではないかと思う。そうすると新しいライバルが出てくる。武尊選手を取り囲む風景が変わってくる。それから卜部兄弟の兄弟対決で盛り上がりましたが功也選手は62.5kgがベストかなと思う。兄弟対決は2回見たのでもういいかな…。僕も兄弟がいるので見ていられない。2回見せていただいたので、今度は新たな敵と戦ってほしい。67.5kgは頑張って70kgに上げていた選手もいましたが、その状態で外国人選手と戦うのは非常にリスクが高かったので、適正体重で戦える選手がたくさんいると思う。ゲーオが階級を落としてこないことを望みます(笑)」などと話した。

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