乗って愛でる今年のサクラ

ようやく春の気配が感じられるようになってきた。それと同時に、お花見気分も高まってきて……。桜の楽しみ方はさまざまあるけれど、お勧めは船や電車で“乗って見る”。今年の桜、あなたはどう見る?

視点を変えて―目黒川お花見クルーズが人気

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 目黒川の桜を川から見られる「目黒川お花見クルーズ」が人気だ。目黒川のお花見クルーズのパイオニア、株式会社ジールは2007年にトライアル運航をスタート。2009年に本格的にサービスが始まり、これまでに4300名超がクルーズを堪能した。

 株式会社ジールはさまざまなプランを用意。なかでも気軽に参加できるのが乗合コース(最大乗船人数40人程度、所要時間約60分)。自社の天王洲ヤマツピア桟橋を出発し、目黒川水門、大崎、五反田を通過して、目黒雅叙園あたりまで遡って、天王洲に戻る。天王洲から五反田の目黒川では、咲きどきが異なる種類が植えられているため、長期間桜を楽しめるのも目黒川クルーズの良さだという。また、団体で船をチャーターする夜桜クルーズも人気で、会社や仕事仲間などで楽しむ姿も見られるという。

 今年は昨年の秋から団体の予約が入り始め、乗船者は5000名超となる見込み。現在は、日程により、乗合コースも貸し切りの夜桜クルーズも予約可能だ。

 予約し前もって振り込むと、料金は大人2000円、小人(4~12歳)1000円。当日支払いはそれぞれ500円増し。詳細は、同社のウェブサイト(http://www.zeal.ne.jp/)で。


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都電に乗ってお花見散策

 昭和レトロな雰囲気がただよう都電荒川線は、早稲田から三ノ輪橋間を1時間弱で走る路面電車。その沿線には、神田川や飛鳥山など桜並木が美しいお花見の名所がいくつも点在する。

 そんな都電荒川線早稲田駅にあるリーガロイヤルホテル東京では、都電荒川線の1日乗車券とお花見弁当、周辺のお花見スポットが載った「おさんぽ探検マップ」などの特典がついた人気の宿泊プランを今年も期間限定で販売。

 沿線の桜の名所を都電荒川線に揺られながらゆっくりと散策する贅沢な旅が堪能できる。桜の名所をのんびり楽しみたい人におすすめ。

都電花散歩2012
【期間】4月15日(日)まで 【料金】1泊1室4名利用時、1名平日料金1万円~ 【予約・問い合わせ】リーガロイヤルホテル東京TEL:03-5285-1122(宿泊予約)


家飲みも外飲みも春らしく“桜”のお酒

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「咲いた咲いた桜が咲いた」
口あたりのよい、弱酸性の焼酎リキュール。アルカリ水(お湯)を注ぐと美しい“さくら色”に変身! (350ml 850円 720ml 1500円 長崎大島醸造株式会社)

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「春、満開『桜 カクテル』フェア」
女性にも飲みやすい桜をテーマにしたカクテル4種(各1470円・サ別)を、スカイラウンジ・オルフェウスとメインバー・ロイヤルスコッツにて用意。 (~4月15日 ロイヤルパークホテル)

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「カフェ・ド・パリ ブラン・ド・フルーツ 桜の香り」
控えめな甘さと酸味が楽しめる桜フレーバーのフランス産スパークリングワイン。イラストレーター・YOCOによる春らしいスペシャルパッケージもお花見の季節の女子会にぴったり! (オープン価格 ペルノ・リカール・ジャパン)

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「4つのBARで味わう桜のカクテル」
ホテルのチーフバーテンダー・小森谷弘がプロデュースした桜をイメージしたカクテル4種をザ・メイン ロビィ階・Bar Capriなどホテルの4つのバーで提供。 (~4月27日 ホテルニューオータニ)


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撮影/前川彰一

奇跡の桜にパワーをもらおう!

 J‐POWER御母衣ダム建設のため、ダム湖の畔へ大移植された樹齢450余年の巨桜。それから半世紀、今でも堂々と咲き誇る奇跡の「荘川桜」の姿は圧巻。写真からも桜の美しさやパワーが伝わる、こんなお花見もおすすめ。

荘川桜写真展~世紀の大移植から半世紀を生きる桜の肖像~
【会場】J-POWER本店1Fロビー 【期間】3月30日(金)まで(土日祝は休館) 【時間】9~17時30分 【入場料】無料 【URL】http://www.jpower.co.jp