清水国明らが築地でセミナー 「市場でその国の元気が分かる」

 東京都は7月17日、豊洲に建設中の豊洲新市場の名称を東京都中央卸売市場豊洲市場とすることを発表、さらに2016年11月7日に同市場を開場することを発表した。それに伴うように、築地市場では現在、市場の今とこれからを見て歩いて学べる「東京いちばセミナー」を定期的に開催。小さな子供から大人まで多くの人が参加している。

 セミナーは、豊洲市場への移転に向けて、中央卸市場の機能や役割を再発見・再確認してもらうことを目的に実施されている「TOKYO ICHIBA PROJECT」の一環で行われている。7月に行われたセミナーでは、都や市場関係者が今年開場から80年を迎えた築地市場の歴史や現状、豊洲市場への移転が必要な理由などを説明するレクチャーが行われたほか、築地市場内部の見学、建設中の豊洲市場に移動して説明とともに現状を見学するという内容。移転の必要性が議論されたこともあったが、施設の老朽化、衛生環境のコントロール、物流の効率化、さらには市場内で多発している車両事故の防止といった説明に参加者は大きくうなずいていた。

 セミナーには、同プロジェクトの応援隊長を務める清水国明が出席している。7月のセミナーで清水は、自身も漁師として海に出ていると語り、講師のレクチャーに耳を傾けながら、「知れば知るほどなるほどと思う。世界で一番の市場」とコメント。さらに、市場が好きで外国を訪れる際にも市場を訪れると話、「市場に行くとその国の元気が分かるんです」と、話した。

7月のイベントにはスペシャルゲストとして、あのねのねで清水とコンビを組む原田伸朗も登場。久しぶりにミニライブも行い、盛り上がった。