来秋開幕のバスケ新リーグ名称は「B.LEAGUE」

 ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(JPBL)が15日会見を開き、同日開催した臨時社員総会で理事、監事を専任し、臨時理事会で理事長を専任したことを発表した。

 理事長(チェアマン)には日本バスケットボール協会専務理事・事務総長を務める大河正明氏が就任した。その他に元オリンピック代表で全日本テコンドー協会の理事を務める岡本依子氏ら11人の理事と2人の監事が発表された。

川淵会長がらしいエール「院政を張ります!!」

 冒頭、川淵三郎日本バスケットボール協会会長が挨拶に立ち「1月から私がTASKFORCEチェアマンとして、バスケットボールの改革に取り組んできましたが、正直言って僕はあまり目立ちたくはありませんでした。いい年をして何もしらないくせに、Jリーグを成功させたからといっていい気になっている、などと言われるに決まっているからです。しかしそういうことを今回はマスコミのみなさんからも言われませんでした。僕も意気に感じて一生懸命やってきましたが、今日からはサッカー界からこのバスケットリーグに足を踏み入れてくれた大河チェアマンが僕の後を引き継いでくれます。彼がいなかったらどうなったかと、僕自身不思議な気がします。それだけサッカー協会のバックアップが非常に大きかったからです。

 彼のこれからの活躍をぜひ期待したいし、みなさんのご支援も賜りたいと思います。僕はバスケットボール協会の会長として残りますけれども、このリーグには院政を張っていきます。サッカー協会を去る時に“川淵は院政を張っている”とかよく言われたんですけれども、僕は一切院政なんて張っていません! しかしこのバスケットボールは院政を張ります!! ということを最後にして、では新チェアマン、どうぞ! じゃあよろしくね、どうもありがとう」と破天荒な挨拶で新チェアマンを迎え入れた。
 そして大河チェアマンから2016年秋に開幕する新リーグの名称とリーグロゴデザインが発表された。
 名称は「B.LEAGUE」。「B」はバスケットボールの「B」であり、「Boys be ambitious」のように無限の可能性を秘めた世界が広がっている、という意味も込められているという。
 ロゴデザインは黒と白の2色でB、L、Gを縦に並べたシンプルなものが採用された。

 この日は元NBAプレイヤーの田臥勇太(栃木ブレックス)と堀江貴文氏をスペシャルゲストとして川淵氏とのトークセッションが設けられた。
 堀江氏がいきなり「このロゴ、パクリじゃないですか? 大丈夫ですか?」と突っ込めば、田臥は「カッコイイ。このデザインならプロを目指す子どもたちも夢を持てる」と印象を語った。