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来秋開幕のバスケ新リーグ名称は「B.LEAGUE」

2015.09.15 Vol.650

 ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(JPBL)が15日会見を開き、同日開催した臨時社員総会で理事、監事を専任し、臨時理事会で理事長を専任したことを発表した。

 理事長(チェアマン)には日本バスケットボール協会専務理事・事務総長を務める大河正明氏が就任した。その他に元オリンピック代表で全日本テコンドー協会の理事を務める岡本依子氏ら11人の理事と2人の監事が発表された。

川淵会長がらしいエール「院政を張ります!!」

 冒頭、川淵三郎日本バスケットボール協会会長が挨拶に立ち「1月から私がTASKFORCEチェアマンとして、バスケットボールの改革に取り組んできましたが、正直言って僕はあまり目立ちたくはありませんでした。いい年をして何もしらないくせに、Jリーグを成功させたからといっていい気になっている、などと言われるに決まっているからです。しかしそういうことを今回はマスコミのみなさんからも言われませんでした。僕も意気に感じて一生懸命やってきましたが、今日からはサッカー界からこのバスケットリーグに足を踏み入れてくれた大河チェアマンが僕の後を引き継いでくれます。彼がいなかったらどうなったかと、僕自身不思議な気がします。それだけサッカー協会のバックアップが非常に大きかったからです。

来秋開幕バスケ新リーグの最終階層分け決定

2015.08.31 Vol.649

 バスケットボールの新リーグ「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ」(JPBL)が8月29日、都内で会見を開き、来年秋に開幕する新リーグの最終決定した階層分けを発表。これで参入する45チームがすべて出揃った。
 7月30日には先行して20チームの所属階層を発表しており、今回発表されたのは残る25チーム。
 1部はレバンガ北海道、日立サンロッカーズ東京、横浜ビー・コルセアーズ、新潟アルビレックスBB、富山グラウジーズ、滋賀レイクスターズの6チームが追加され、全18チーム。
 2部は岩手ビッグブルズ、パスラボ山形ワイヴァンズ、サイバーダインつくばロボッツ、群馬クレインサンダーズ、東京エクセレンス、アースフレンズ東京Z、信州ブレイブウォリアーズ、西宮ストークス、広島ドラゴンフライズ、島根スサノオマジック、熊本ヴォルターズ、大分・愛媛ヒートデビルズ、レノヴァ鹿児島の13チームが追加され、全18チーム。
 3部は埼玉ブロンコス、東京海上日動ビッグブルー、東京サンレーヴス、東京八王子トレインズ、金沢武士団、ライジング福岡の6チームが追加され、全9チームとなった。
 この日は合わせて、日本のプロスポーツリーグでは初の試みとなる3地区制(東・中・西)の導入が発表された。3地区制は1部と2部で採用される。
 また昇降格制度も導入。今のところ、1部・2部間では2チームを自動昇降格、1チームを入れ替え戦で決定。2部・3部間でも詳細は検討中ではあるが、入れ替えを行う予定だという。これで下位争いも熾烈を極め、消化ゲームが軽減される。
 川淵三郎チェアマンは「中国・四国・九州に1部のチームがないのは残念。最後まで地域性にはこだわったが、我々が高いハードルを設け、そのハードルを越えられないのに越えているクラブを差し置いて、地域性を第一に考えることは問題があるということで、今回は地域性を第一に考えることはできなかった。そこはちょっと残念な気もするが、一生懸命頑張って1部に上がってくることを心から願っている」と話した。
 会見にはチームがある全国各地のメディアが駆けつけ、発表を固唾を飲んで見守った。質疑応答では多くの質問が飛んだが、川淵氏は「質問は時間がなくても全部受けよう」と会見時間を大幅に越え、上位の階層に残れなかったチームの地元メディアの質問にも一つひとつ丁寧に答えた。そのなかで、文字通り苦渋の決断の中での階層分けであったことがうかがえた。

来秋開幕バスケ新リーグの階層分け発表

2015.07.31 Vol.647

 バスケットの新リーグ「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ」(JPBL)が30日会見を開き、来年秋に開幕する新リーグの階層分けを発表した。
 新リーグは1部のチームは「ホームアリーナの入場可能数5000人」「年間試合数の8割のホームゲームを実施できるホームアリーナの確保」「年間売上2.5億円」という条件を中心に判断。2部は「ホームアリーナの入場可能数3000人」「年間試合数の8割のホームゲームを実施できるホームアリーナの確保」「年間売上1億円」という条件を中心に判断している。
 この日発表されたのは、現在までに確定したクラブ。
 1部は秋田ノーザンハピネッツ、仙台89ers、リンク栃木ブレックス、千葉ジェッツ、トヨタ自動車アルバルク東京、東芝ブレイブサンダース神奈川、浜松・東三河フェニックス、アイシンシーホース三河、三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋、京都ハンナリーズ、大阪エヴェッサ、琉球ゴールデンキングスの12チーム。
 ナショナルリーグ(NBL)から6チーム、TKbjリーグから6チームが入った。
 2部は青森ワッツ、福島ファイヤーボンズ、豊田通商ファイティングイーグルス名古屋、バンビシャス奈良、高松ファイブアローズの5チーム。
 3部は大塚商会アルファーズ、豊田合成スコーピオンズ、アイシン・エィ・ダブリュ アレイオンズ安城の3チーム。
 未確定のクラブは1部or2部が15クラブ、2部or3部が10クラブとなっている。
 1部リーグについては川淵三郎JPBL理事長によると「(FIBA=国際バスケットボール連盟=の)バイスチェアマンから14プラスマイナス2と釘を刺されたが、各クラブがかなり高いハードルを越えてきているので、可能ならば18くらいまでいければいいなと現在思っている。この1カ月間での努力次第」という。
 1部or2部未確定の15クラブはなんらかの改善点があり、それは6クラブがアリーナ、13クラブが売上、7クラブが債務超過の問題で、今回確定に至らなかった。
 8月29日に未確定クラブの所属リーグが発表されるのだが、それまでの約1カ月でどこまで問題が解決できるかが分かれ目となる。
 川淵氏は「1部に上がるには5000人のアリーナが条件。どんなに実力があっても、それがなければ1部に上がることは絶対にない」としたうえで、「5000人のアリーナを作ればいいというわけではない。問題はいかにお客さんを入れるか。お客さんでいっぱいになれば、スポンサーもつくしメディアも注目する。お客さんをたくさん入れる努力をしてほしい」と語った。
 また1年後の開幕に向け「一番の問題は選手の顔と名前を全国の人が知らないこと。かっこいい選手、いい選手はたくさんいる。知ってもらえるように努力しなければいけない」とメディア対応も含め各クラブの努力に期待した。
 

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