ランナー、東京を走る! TOKYO MARATHON 2016
箱根を沸かせた学生ランナー
もう一つの見どころは、今年の箱根駅伝を盛り上げた学生ランナーたち。2年連続で任されたエース区間2区で区間賞を獲得した東洋大学の服部勇馬をはじめ、完全優勝を果たした青山学院大学の一色恭志、小椋裕介、下田裕太がエントリー。全員が初めてのフルマラソンになる。
彼らはもちろん、彼らに注目する人たちの視線の先には、本大会の42.195キロ先のゴールがある。さらに、その先2020年の東京オリンピックもあるだろう。日本の男子マラソンの将来を担うであろう彼らが、どんな走りを見せてくれるのかと多くの期待が寄せられている。それに加えて、初めてフルマラソンを走るという挑戦と経験が、今後彼らをランナーとしてどう成長させるのかもまた、注目しておきたいポイントだ。
ワールドチャンピオンが決まる
外国勢にも注目だ。男子勢では、オファーがひっきりなしのケニアのエマニュエル・ムタイ。同じくケニアからのディクソン・チュンバは、最強といわれるエリウド・キプチョゲと「Abbott World Marathon Majors Series IX」のシリーズチャンピオン争いをしており、この大会の結果にその勝敗が掛かっている。それぞれのランナーが置かれた状況は異なるものの、彼らのキャリアのなかで、本大会は重要な意味をもつ。
一方、女性陣も外国人選手のパフォーマンスもまた注目。ケニアのエドナ・キプラガトとエチオピアのアベル・ケベデは同シリーズチャンピオンの座をかけ、東京を走る。
国際化する、車いすマラソン
車いすマラソンは、さらに熱くなる。今大会からレースが国際化、2015年ロンドンマラソン、そして世界選手権で優勝したジョシュア・ジョージ、2015年シカゴマラソンの優勝者クート・フェンリー選手と、国外からもトップ選手が集まる。
東京マラソン車いすレースディレクターの副島正純氏によれば、「東京マラソンは起伏が少なく、路面も綺麗で好タイムを望めるコース」。副島氏は、本大会で男子の現世界記録であるハインツ・フライ選手(スイス)の1時間20分14秒(大分国際車いすマラソン大会、1999年)を塗り替えたいと意気込んでいる。
見どころ満載の今年の東京マラソン。160万人が沿道で見守るなかどんなレースが繰り広げられるのだろう。

