【KEYWORD で見るニュース 2016.4.8〜4.21】エリザベス女王、訪日外国人客、ムスダン、新宿ゴールデン街、エリザベス女王

 

訪日外国人客
 平成27年度(27年4月〜28年3月)の訪日外国人旅行者数が2000万人を突破した。26年度(約1467万人)比で約1.4倍。アジア地域をはじめとする周辺諸国の経済成長に加え、円安で海外の訪日旅行需要が拡大。地方空港での国際路線の乗り入れが進んだことや、政府がビザ発給要件の緩和や消費税免税制度の拡充などのインバウンド対策を打ち出したことも奏功した。

激甚災害
 地方財政の負担を緩和し、または被災者に対する特別の助成を行うことが特に必要と認められる災害が発生した場合に、激甚災害として指定し、併せてその災害に対して適用すべき災害復旧事業等にかかる国庫補助の特別措置等を指定する。これまで激甚災害に指定された主な災害は三陸はるか沖地震(1994年)、阪神・淡路大震災(1995年)、台風5〜9号による暴風雨災害(1998年)、新潟県中越地震(2004年)、台風5号による暴風雨災害(2007年)、東日本大震災(2011年)など。

ムスダン
 北朝鮮の新型中距離弾道ミサイル。15日午前5時半ごろ、北朝鮮の日本海岸地域から1発発射されたが、失敗したもよう。ムスダンの発射は初めて。日本全域のほか米グアムも射程に収めるムスダンは移動式弾道ミサイルで、発射の位置や兆候を事前に把握するのが困難とされる。米国防総省は14日、北朝鮮がミサイルを発射したものの、失敗したとの分析を確認した。国連安全保障理事会は15日、北朝鮮がムスダンとみられるミサイルの発射を試みたことを強く非難する報道声明を発表した。

「1億総スポーツ社会」構想
 政府・与党が検討する、すべての国民がスポーツに携わることで健康長寿社会の実現を目指す構想。高齢者が要介護状態に陥るのを防ぐ運動・レクリエーションメニューを盛り込んだ「介護予防プログラム」の策定などが柱。医療費抑制の狙いもあり、政府が5月にまとめる「1億総活躍プラン」や成長戦略などに入れることも検討している。具体的な制度設計は、スポーツ庁が中心になって進める。介護予防プログラムは、筋力強化など体力増進メニューのほか、健康悪化からくる鬱状態の緩和といった精神面の改善に役立つレクリエーションのメニューを検討する。

新宿ゴールデン街
 東京都新宿区歌舞伎町の花園神社寄りに位置し、昭和の街並みを色濃く残す都内屈指の繁華街。戦後間もなく、新宿駅の東側に発生した闇市を起源とし、現在の場所で飲食店街として発展した。10〜20平方メートルの狭い敷地面積のバーやスナックが、約300軒も隙間なく並ぶ。その一角にある2階建て建物から12日午後1時20分ごろ出火。周辺の店舗兼住宅など2棟にも延焼し、計約300平方メートルを焼いて、約4時間半後に消し止められた。翌13日に四谷署が、火元の建物に無断で入ったとして建造物侵入の疑いで、住所不定、無職、春名弘容疑者(66)を逮捕した。

エリザベス女王
 英国のエリザベス女王は21日、90歳の誕生日を迎えた。英国の君主として史上最高齢を更新したほか、在位期間も64年に達し、ビクトリア女王を抜いて史上最長。
 女王は父、ジョージ6世の長女として1926年に生まれ、父が病で急逝した52年2月に25歳で即位。在位中の首相は計12人を数える。1947年にフィリップ殿下(94)と結婚。チャールズ皇太子はじめ3男1女をもうけた。孫にはウィリアム王子らがおり、昨年は王子に第2子となるシャーロット王女が誕生した。