街がまるごと!アートの祭典

 街歩きすれば、それはもはやアート鑑賞。今年は3日間の開催となり、秋の夜長をアート三昧で楽しむことができる『六本木アートナイト2016』、さいたま市内各地でアート作品の展示やイベントが繰り広げられる『さいたまトリエンナーレ2016』を紹介!

1. 六本木の街なかに、突如出現する巨大なブタ…!? 六本木ヒルズ ウェストウォーク 2Fの南側吹き抜けに展示されるチェ・ジョンファ作品。《Love Me》,2013  2.国際的に活躍するスペクタクル・パフォーマンスグループ「カンパニー・デ・キダム」が新作を携えて六本木アートナイトのために来日!《FierS a Cheval?誇り高き馬》cMarc Van Canneyt  3.六本木ヒルズ ヒルサイド1Fに、謎のたこ焼き器が登場。たこやき器上部に設置したカメラから取り込んだ映像をリアルタイムに解析処理し、たこ焼きの配列を音に変換するという装置。《たこ焼きシーケンサー》,2014 撮影:Omote Nobusada  4.まるでハムスターの回転車のように、作家本人が巨大な車輪の中で自ら走り続ける、思わず応援したくなるパフォーマンス。若木くるみ作品《車輪の下らへん》,2011 Courtesy: Gallery Jin,Tokyo

『六本木アートナイト2016』

 六本木の名物アートイベントが今年は3日間の開催!「六本木、アートのプレイグラウンド?回る、走る、やってみる。?」をテーマに、3日間限定で六本木がアートな遊び場に変身する。今年、メインプログラムのアーティストには現代美術家・名和晃平を起用。プラント・ハンターの西畠清順や、バルーンアートの既存概念を覆すデイジーバルーンと組んで、六本木ヒルズアリーナ、国立新美術館、東京ミッドタウンの3カ所で展開される今年のメインプログラムに挑む。

 開催エリア各所で展開する広域プログラムでは、フランスを拠点に活動するスペクタクル・パフォーマンスグループ「カンパニー・デ・キダム」や、野田秀樹をはじめ東京スカパラダイスオーケストラらアーティストが参加する「東京キャラバン」らの圧巻パフォーマンスに注目を。また、カラフルで巨大なオブジェ作品で知られるチェ・ジョンファの作品など、街中の店やストリートなどで繰り広げられる街なかインスタレーションも、3日間かけて網羅したい。街なかパフォーマンスの実施時間も合わせてチェックしておくと効率よく回ることができるはず。エリア内の美術館などでも期間中は特別イベントを用意しているのでこちらもお見逃しなく。

【期間】10月21日(金)17時30分?23日(日)6時 ※コアタイム①:21日17時30分?24時/デイタイム:22日11時?17時30分/コアタイム②:22日17時30分?23日6時
【会場】六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース
【URL】 http://www.roppongiartnight.com

1. アイガルス・ビクシェ《さいたまビジネスマン》2016年  2.チェ・ジョンファ《ハッピーハッピー》彩の国さいたま芸術劇場内での展示風景 2016年  3.ウィスット・ポンニミット《さいたまトリエンナーレ2016公式キャラクター「さいたマムアン」》2016年

『さいたまトリエンナーレ2016』

「未来の発見!」をテーマに、さいたま市内各地で79日間にわたってアート作品の展示やコンサート、演劇、パフォーマンス、ワークショップなど、多彩な文化コンテンツが展開。芹沢高志をディレクターに迎え、国内外の著名アーティストも多数参加する国際芸術祭。会期中は、主要エリアをはじめ市内各地でさまざまなイベントを実施。さいたまの日常風景に、突如、巨大なビジネスマンやエアドームが出現する光景は必見。またカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作『ブンミおじさんの森』のアピチャッポン・ウィーラセタクン監督がさいたま市内で録音した音に着想を得て手掛けた新作映像作品も注目。他、期間中は展示やパフォーマンスを鑑賞するだけでなく、気軽に参加できる催しも多数開催されるので、ホームページでイベント情報をこまめにチェックして。都内とはまた違う、さいたまの街の雰囲気を楽しみながらアートを体感してみよう。

【期間】開催中?12月11日(日)
【会場】与野本町駅?大宮駅周辺、武蔵浦和駅?中浦和駅周辺、岩槻駅周辺他
【URL】 http://saitamatriennale.jp/