日米のポップアートが競演 『東京コミコン2016』熱狂リポート

世界最大級のポップカルチャーイベント『コミックコンベンション』通称“コミコン”が2日から4日まで都内にて開催され、熱い日米サブカルファンが殺到! 豪華ゲストとの交流や、貴重な展示品など熱いサブカル愛に満ちた会場の様子をリポート!

1.コミコンで欠かせないコスプレの筆頭『スター・ウォーズ』のキャラクターたちが、日本のキャラと記念撮影  2.今年、大ヒットを記録した映画『シン・ゴジラ』から迫力満点のゴジラが登場 3.SFアドベンチャーの大ヒットシリーズ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場したタイムマシン・デロリアン  4.日本のコンテンツがハリウッド大作になった『トランスフォーマー』の精巧なフィギュア  5.『ターミネーター』シリーズの撮影で使用されたT-800のエンドスケルトン  6.キン肉マンとデッドプール。世代を超えて愛され続ける、日米のヒーローが2ショット!

アメコミ界のカリスマ登場に大興奮

 1970年代から続く、アメリカ最大のポップカルチャーイベントが東京初上陸するとあって、会場はオープニング初日から大にぎわい。本格的なコスプレイヤーの姿も随所に見えるが、『スター・ウォーズ』や『バイオ・ハザード』、『アイアンマン』や『スパイダーマン』など、ハリウッドのジャンル映画をモチーフにしたキャラクター比率が多く、日本で開催されるゲームショーやアニメフェスとは、また違った雰囲気。ときには、日米の人気キャラが肩を並べる光景も。本場サンディエゴコミコンと、日本のポップカルチャーイベントの“良いとこどり”をしたような光景に、来日した豪華ゲストも大いに喜んだもよう。オープニングセレモニーでは、米国大使館 広報・文化交流担当大使のマルゴ・キャリントン氏が「日本で“神ってる”が流行語になっていますが“神ってる”は英語にすると“スーパーヒューマン”。数々のスーパーヒューマンのキャラクターを扱ったコミコンを東京で行うことができ大変光栄です。これを機に日米の文化交流をより盛んにしたいですね」と述べた。またマーベルコミック『スパイダーマン』、『X-MEN』など数々の名作を生み出したアメコミ界の巨匠スタン・リーは「東京コミコンは本場と雰囲気が変わらず素晴らしい。今後、さらに日本の要素を取り入れて大きなイベントに成長していくはず。ぜひまた招待してほしい!」と太鼓判。他にも今回のイベントには『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのビリー・ボイド、『ハリー・ポッター』シリーズのマシュー・ルイスなどが来場。日本のファンを喜ばせた。

写真左下:『エイリアン2』でビショップを演じた名優 ランス・ヘンリクセンもサイン会を行った 写真右:スタン・リー

アメコミ&映画のお宝が続々登場

 コミコンのお楽しみといえば、アメコミヒーローにSF、ゾンビ、ロボットなどのジャンル系コンテンツ。もちろん本イベントでも本場からやってきた貴重な展示品がずらり。『アベンジャーズ』『バットマン』の精巧なフィギュアをはじめ、『ターミネーター』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのデロリアン、『ターミネーター』シリーズの撮影で使用されたT-800のエンドスケルトンなど、貴重なお宝が一挙集結。12月23日に公開する映画『バイオハザード:ザ・ファイナル』のブースでは作品の世界観をイメージした演出で、シリーズに登場した武器の数々やミラ・ジョヴォヴィッチが着用した衣装などを展示しファンを楽しませた。

日本のカルチャーパワーもスゴイ

 アメコミや洋画だけでなく、日本が誇るサブカルコンテンツも登場するのが東京コミコンの見どころ。会場では『ONE PIECE』や『ドラゴンボール』など世界的な人気を誇る日本の漫画コンテンツをはじめ“日本SFX怪物怪獣大百科”と題して、特撮黄金期から現代まで愛されてきたモンスターや怪獣たちが大集合。大ヒット映画『シン・ゴジラ』、『DEATH NOTE デスノート』、『寄生獣』、『アイアムアヒーロー』のフィギュアやギミック、小道具を展示。また、2017年公開の映画『鋼の錬金術師』でディーン・フジオカが着用した衣装など、新作の情報もいち早く公開され、来場者の注目を集めていた。日本のコンテンツも来日アイテムに劣らぬ存在感を放っていた。