堀口vs天心ついに実現か?RIZINが「キックWORLD GP 2018」開催

マッコールをわずか9秒で倒した堀口

「RIZIN.10」(5月6日、福岡・マリンメッセ福岡)のメインで行われた堀口恭司vsイアン・マッコールの一戦は1R9秒で堀口がKO勝ちを収めた。

 堀口はマッコールが距離を詰めてパンチを放ってきたところに左のフックをカウンターで合わせ、一撃で試合を決めた。

 堀口はマイクを握ると「那須川くん、やろうよ。立ち技最強トーナメント、俺も出ますので。よろしくお願いします」と那須川との対戦をアピールした。

 これはセミファイナルに出場した那須川天心が勝利後に「キックのトーナメントのベルトが自分は欲しいです。強い相手とどんどん戦いたいので、ぜひキックのベルトを作ってください」というアピールを受けてのもの。

那須川は堀口戦をリングサイドで観戦

 2人は試合後の会見でもそれぞれ対戦を希望した。

 そして大会後の会見で榊原信行RIZIN実行委員長は9月、12月大会での「RIZINキックWORLD GP 2018」の開催を宣言した。榊原氏は「キックボクサーの枠にとらわれず、極真の胴着を来てフランシスコ・フィリオのような選手が出て来てもいい。そんな世界観の中で立ち技世界最強のトーナメントにしたい」とコンセプトを語った。

 出場選手については「タイ、中国、アメリカ、ヨーロッパ、ブラジルにもいいキックボクサーはいる。未来日の選手も含め、立ち技最強の猛者を呼びたい」などと話した。日本人選手については6月17日に開催される「RISE 125」の中で出場者決定トーナメントの開催ができるかといったことを含めRISEの伊藤隆代表と交渉中という。またこの日、那須川と対戦した中村優作のコーチを務め、観戦にも訪れていた前K-1スーパー・フェザー級王者の大雅については「契約問題さえクリアできれば。天心、堀口の中に大雅も入ってくれれば迫力も増す」としながらも「ワールドワイド感も出したい」という意向もあり、日本人選手の出場枠は制限されることも考えられそうで、大雅の出場については流動的なもよう。