武尊と武居由樹がともに「K’FESTA.2」のメーン獲りを宣言【9・24 K-1】

武尊の9月大会のカードが決定

9月大会での武尊と武居の対戦相手が決定
「K-1 WORLD GP」(9月24日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)のカード発表会見が6月26日、都内で開催された。

 かねてから参戦が発表されていたスーパー・フェザー級王者・武尊とスーパー・バンタム級王者・武居由樹の対戦相手が決まった。

 武尊はイタリアのルカ・グルソビンと対戦。グルソビンはイタリアを中心にヨーロッパでキックボクサーとして試合を続ける一方で、アマチュアボクシングでも活躍。イタリア選手権で3度の銅メダルを獲得するなど、アマチュアボクシングでも国内トップレベルの実力を誇る。

 武尊はグルソビンについて「相手選手はパンチが強くてアグレッシブと聞いているのでテンションが上がる。相手も僕と打ち合いたいと言っているみたいで、そういう選手とやれるのは楽しみ。思いっきりバチバチの打ち合いがしたい」と話した。

 武尊は今月、約2週間、練習のため渡米していたのだが、これについては「試合期間が空いたことで、新しいチャレンジや技術を取り入れる時間が取れた。向こうで取り入れたものを自分の体で使えるようにしながら試合に向けての追い込みをしている。次の試合でその成果を見せられたら今までにない技でKOしたり、もっと迫力ある試合が見せられると思う」などと話した。

武居由樹の相手は19歳のハミディ

来年3月10日 「K’FESTA.2」がさいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで開催
 武居はフランスのアクラム・ハミディと対戦。ハミディは10代の頃からプロのリングで戦い、フランス国内だけでなくタイやヨーロッパのさまざまな国で活躍。19歳の若さにして27戦のキャリアを誇る強豪。これまではヒジ打ち・首相撲が認められたムエタイルールで戦ってきたが「自分のアグレッシブなファイトスタイルはK-1ルールに向いている」とK-1参戦に自信を見せているという。

 武居は「3月に試合をしてから、ずっと試合がしたくてウズウズしていた。ヨーロッパの強い選手との試合が決まってうれしい」と話した。
 
 対戦相手については「写真だけ見たら、年下と思えなくて、そこにまずびっくりしました。映像を見たら、とにかく前にガンガン出てくる。気持ちもスタミナも凄くて、怖い選手だと感じました。ムエタイの選手らしいので楽しみ。軽量級はタイ人はめっちゃ強いイメージがあるので、タイ人とやってみたいと思っていた。この試合でしっかり勝って、ムエタイ慣れして、次は無茶苦茶強いタイ人とやりたい」などと話した。

 この日は会見の冒頭で来年3月10日に 「K’FESTA.2」がさいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで開催されることが発表されたのだが、武尊は「今年3月はメインアリーナを満員で埋めることができて、大会内容も良かったと言ってもらえたが、あれで満足はしていない。前回を越えられるような大会にしたいということでモチベーションが上がった。やるからにはメ-ンイベントでやりたいし、それに見合う結果と試合をやろうと思っている。今、K-1には、これから活躍しそうな若い選手がいっぱいいますが、K’FESTA.2は“まだ武尊がK-1の中心”だと思わせる試合をしてメーンイベントで勝ちたい」と2年連続でのメーンを狙えば、武居も「K’FESTA.1ではセミファイナルだったので、2ではメーンを狙っていきたい。今年はいい試合を見せていきたい」とこちらもメーン獲りを宣言。

 武尊がエースの座を守り抜くのか、武居がエース交代を迫るのか。こちらの争いにも注目が集まる。