スーパールーキー・西田有志【AFLO SPORT Presents PHOTOIMPACT-プロの瞬撮-】

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

撮影/文章:西村尚己(2018年6月10日 FIVBバレーボールネーションズリーグ2018・男子大阪大会 日本vsイタリア)

西田有志。
今春、高校を卒業したばかりの弱冠18歳。
全日本男子バレーチームのスーパールーキーと評されている。
今月大阪で開催された国際大会において、国内での代表デビューを果たし、日本のファンに強烈な印象を与えた。
身長186cm。国際大会で初めて撮影した彼は、とても小柄に見えた。
しかし、狭いコート内を縦横無尽に躍動し、大柄な外国人選手を相手に堂々と闘うその姿は、存在感抜群だった。
そして何よりも印象的だったのは、貪欲な姿勢だ。必死にボールを追いかける姿は、あたかも飢えた動物のように思えた。
その彼が強烈なスパイクを決め、全身で喜びを爆発させた瞬間、私はシャッターを切った。

■カメラマンプロフィル

撮影:西村尚己
1969年、兵庫県生まれ。大阪大学大学院工学研究科修了。
人間味あふれるアスリートの姿に魅せられ、学生時代にスポーツ写真の世界と出会う。
大学卒業後は、国土交通省に勤務しながらアマチュアカメラマンとして活動するも、どうしてもプロの世界で挑戦したいという想いが募り、2016年にアフロスポーツに転職。
現在は国内外のスポーツを精力的に撮影し、人間の情熱や鼓動、匂いなど五感で感じとれる作品づくりに励む。
2007年 APAアワード写真作品部門 奨励賞
2013年、2015年 写真新世紀 佳作 ほか

アフロスポーツ

1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している

■アフロスポーツHP

Photographer


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