2019.2.16「Krush.98」対戦カード発表

レオナ・ペタス(左)、朝久泰央

復帰戦となるレオナ・ペタスは朝久泰央と。事実上の挑戦者決定戦か?!

 2019年2月16日(土)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.98」のカード発表が18日、都内の会場で行われた。
 Krushスーパー・フェザー級では、レオナ・ペタスと朝久泰央の対戦が発表。レオナは7月の「Krush.90」の日本vs中国・7対7全面対抗戦でKO勝ち。その後、試合が組まれていたが交通事故により欠場、今回が復帰戦となる。一方朝久は、12月に行われたK-1の大阪大会のスーパーファイトで安保璃紅と対戦し、勝利している。
 この2人、2017年4月に行われたKrush第5代スーパー・フェザー級決定トーナメントの準決勝で対戦しており、この時は判定でレオナが勝利。リベンジのチャンスとあって、会見で朝久は「約2年前に判定で負けているのでしっかり倍返しでやり返す。2年で進化しているので、1発ももらわずに完封でボコボコにします」と強気の発言。これに対しレオナは「12月の(朝久の)試合を見た。手数も多いし、体力もある。ただパワーに欠けているので、そんなパンチは100発もらっても効かない」と返すが、朝久も「100発で倒れないなら、200発、300発打って一方的に終わらせます」と負けてない。
 しかしベルトへの思いを聞かれると「僕はこれが次期挑戦者決定戦というとらえ方している」(朝久)。「僕と朝久君だったら盛り上がるし、次期挑戦者決定戦に今してもらってもいいと思う。中村さんどう思います?」(レオナ)と中村プロデューサーに直訴。「プロデューサー就任の最初の会見で、いきなりぶっこまれるとは…」と苦笑いしつつ、レオナに「今のチャンピオンより僕たちの方が強いと思うので、どう思います?」と畳みかけられると「ファンや主催者が納得できる試合を見せてくれれば…」と2人の対戦に期待を寄せる発言も。挑戦権をかけての戦いのつもりで挑む2人。どちらも譲れない激しい対戦になりそうだ。

剣闘士“俊”(左)、里見柚己

10周年記念大会のメインでKO勝利した里見柚己は剣闘士“俊”と対戦

 この日、もう1つのKrushスーパー・フェザー級のカードが発表。11月に行われた「krush.95~Krush10周年記念大会~」のメインでベテラン山本真弘をKOで倒した里見柚己が剣闘士“俊”と対戦する。
「前回はメインを任されて少しプレッシャーを感じていた。しかしその中でKO勝ちできた事は強みになった。今回もKrushらしい試合をしてしっかりKOで勝ちたい」と里見。
 11月に行われた「KHAOS.7」のジム対抗戦5vs5の大将戦でKO勝ちし、チームを勝利に導いた剣闘士も「11月は相手の選手もチャンピオンで、本気のぶつかり合いになるだろうと思っていた。会見から試合が続いているような気持ちで、試合当日だけじゃなく、試合の前から気持ちを作る大切さを改めて実感できた」と試合を振り返りかえりつつ「里見君というさわやかで気持ちのいい選手と試合が決まってうれしい」と余裕を見せた。
 互いの印象を聞かれた時も「前回の試合はすごく勢いがあり、1発で決めていた。入場は派手だと思ったけど、試合は素晴らしかったので、リスペクトした上でKOしたい」と里見が言うと「山本選手をKOしたのはスゴイ。スピードを競う新旧対決だった。僕は最速どころか最遅の選手なので(笑)」と剣闘士が返すなど和やかな雰囲気。
 しかし里見の「今回は剣闘士選手を踏み台にするつもり」という発言に剣闘士は「これから若い選手との試合が増えて、踏み台として試合が組まれる事があるかも知れない。ただ、その時僕は壁として立ちはだかるつもり。負けないという気持ちは持ち続けたい」と若い里見の言葉を受けつつコメントを返し、静かな闘志を燃やしていた。

<そのほかのカード>

■Krushフェザー級
佐野天馬vsTETSU

■Krushスーパー・バンタム級
林勇汰vsTBA

■Krushスーパー・バンタム級
亀本勇翔vs出貝泰佑

■Krushスーパー・ライト級
竹内悠希vs眞暢

プレリミナリーファイト

■Krushスーパー・フェザー級
ソルデティグレ・ヨースケvs聖也

■ushバンタム級
橋本裕也vs藤田和希

■Krushライト級
川上浩平vs安田学登