【インタビュー】登坂広臣×中条あやみが語る、フィンランドで紡いだ “余命一年の恋”の舞台裏!


 そんな2人が協力して挑んだ最も難しかったシーンが…。



中条「やっぱり美雪が悠輔に“100万円で恋人になって”と持ち掛けるシーンです。リハーサルを何度もやって…」

登坂「そうそう。どちらかのテンションが下がってたり、上がりすぎてたりすると、どんどん息がチグハグになってしまって。行くなら行く、みたいな、勢いが必要な場面でもあった。そこも動き出しが美雪からなので、本当に大変だったでしょ」

中条「あれをどう受け止めるかという登坂さんのお芝居も難しかったですよね。完成作を見るまで、あの場面が一番、心配でした」

登坂「クランクインする前も、してからもリハをやって、すごいエネルギーを使ったね(笑)」

中条「あれは、美雪だから言えたセリフなんでしょうね。美雪は、あまり人と関わってこなかったせいでちょっとズレているところもあって、でもそんな彼女だからこそ勇気を出して言えたんだろうなと思いました」

 そして芽生える切ない恋。特に“雪が似合う”2人がつむぐ、冬のフィンランドロケの映像は幻想的。

登坂「確かに、中条さんは雪が似合うなと思っていました(笑)」

中条「雪の写真を、お互いに撮り合ったりしましたね。登坂さんが、まるで広告のような私の写真を撮ってくださって(笑)」

登坂「撮影中の中条さんを、僕がカメラで撮ったんです。“雪が似合うね、JRのポスターみたいだよ”と言ったら“実際にやっていますけど”と言われて…失礼しました(笑)」

中条「いえいえ(笑)。私もよく現場のオフショットを撮っていたんですが、登坂さんは現地のホテルなどでも雰囲気がぴったりでしたね!」