髙橋大輔「いつでもどこでも最高のパフォーマンスをしたい」

 フィギュアスケートの髙橋大輔が12日、都内で行われた、自身がマンション1棟をトータルプロデュースするプロジェクト『D-color』の発表会に登壇、今年の展望を語った。

「最上階からは東京スカイツリーがバッチリ見える。最高です。自分が住みたい、いや買いたいぐらい」と、髙橋

 昨年現役に復帰。12月の全日本選手権では準優勝と結果を残した。「3試合しか出ていないんですけれども、なかなかうまくいかない中で温かく見守っていただいた」とし、「現役復帰してから全日本(選手権)が終わるまで充実した期間を過ごさせていただいた」と昨年を振り返りつつ、感謝の言葉を述べた。

 2019年をどんな年にしたいかという質問には「実はあまり考えていない」との答え。「全日本までを大きな目標に現役復帰からスタートしてきて、年が明けた。(今は)次は何を頑張っていこうかなというところ。ただ現役を辞めるつもりはない。滑り続けられる限り全力で滑りたい。いつでもどこでも呼ばれたら最高のパフォーマンスをしたいというのが大きな目標」とし、「今のところ何もなければ、また全日本を目指していく」。

 そのなかで、グランプリシリーズも視野に入っているかと聞かれると「海外試合は考えていない」とし、「出るとしたら、近畿(選手権)からまたやるかなと思っている。もし(海外の)B級戦とかに行けて、自分も行きたいんだったら、試合をしてみたい。グランプリ(シリーズ)に関しては、まったく頭に入れてなかった」と、笑った。

「プロデュースは本当に大変だった」と、髙橋

『D-color』は、投資用不動産の分譲や販売を行うスカイコート株式会社の創業50周年プロジェクト。髙橋をトータルコーディネーターとして招き、高橋のプロデュースによるマンション『SKYCOURT D-iberte ASAKUSA(スカイコート ディベルテ浅草)』を建設するというもの。現在建築が進行中で、この春に浅草に完成の予定。内装や室内の設備はもちろん、外装や共用部の装飾といった細部まで、髙橋がこだわり抜いている。 
 
 発表会では、打ち合わせから現在に至る髙橋の取り組みをまとめた映像が披露されたほか、髙橋自ら模型や使用されている素材などを示したり、時には東京スカイツリーになりきったりしながら、熱のこもったプレゼンテーションを展開。質疑応答では、記者から「スケートの話をしているときよりも生き生きして楽しそうだった」とコメントされるほどだった。

 髙橋は「(プロデュースは)本当に難しかったです。自分自身が住む家ではなく、投資としてスタートして残っていくというところで、僕の好みを押し付けてもダメだし、自分のカラーも出さなければいけない。買っていただいた方が自信を持って人に貸したり、住む人が素敵な部屋だと思ってもらえるように考えました」と、胸を張った。「まだ実物を見られていないので実感がないんですけど、完成した時にはどんな気持ちになるのか楽しみ」と、期待で胸をさらに膨らませていた。

「東京スカイツリーはここです!」