初参戦の不可思の相手は元KRUSH王者・佐々木大蔵【6・30 K-1】

両国国技館の思い出としてWWE観戦を挙げた木村。大会の前日がWWE日本公演と知り感激する場面も
木村“フィリップ”ミノルはオーストラリアのクルーズ・ブリッグスと対戦

 この日はK-1 KRUSH FIGHTの5月大会のメーンで勝利後にK-1両国大会への参戦を宣言した木村“フィリップ”ミノルのカードも合わせて発表された。木村はウェルター級のスーパーファイトでオーストラリアのクルーズ・ブリッグスと対戦する。

 ブリッグスはムエタイスタイルながら重いパンチとミドルキック、ヒザ蹴りを軸としたパワフルなファイトスタイルの選手。これまでプロ19戦15勝(9KO)4敗の戦績を誇る。

 木村は会見で「前回の試合からそんなに期間は空いていないが、今年はたくさん試合をしたいと思っている。それはアスリートとして、ファイターとして今年はちゃんと成長したいと思っているから。その中でこういう強い対戦相手を用意してくれて心から感謝している。資料などを見るとちゃんとキャリアもあって、いろいろなベルトを保持している。ちゃんと警戒して仕上げていこうと思う」などと話した。前回の試合後から言っている「今年はたくさん試合がしたい」ということについては同世代の選手たちの活躍に触発されてのもので、「K-1でいうと野杁選手。同じ階級だがめちゃくちゃ強い。僕がタイトル防衛したとか調子よくKOで勝っているとか浮かれていられないくらい彼は強い。あとはボクシングの井上尚弥選手。彼も同い年。彼らの活躍を見ているとたくさん試合をして早く追いつきたいと思った。人生は短いしファイター人生はもっと短い。後悔のないようにするためにすべてをかけようかな、という感じ」という。

 試合については「誰とやってもKO決着になると思う。僕もワクワク楽しみにしている。写真を見た限りだが強そうな面構えというかオーラを持っている。高いレベルの試合ができるなと期待している。ピケオー戦後に感じたフィジカルの差を埋めようと思って頑張ってやってきた。前回の試合ではそこを見せ切ることはできなかった。少し気負ってしまった部分もあったりして、あまり納得はできなかったが、今回はピケオー戦以降にやってきた事が全部出るのではないかと思って自分の動きに期待している」などと話した。
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