武居が公約通りの全試合KOでトーナメントを制す【6・30 K-1】

決勝のフィニッシュはこのすさまじい蹴り上げ(撮影・小林郁人)
「格闘技を引っ張っている凄い2人に追いつけるように頑張る」

 2R開始早々には玖村のミドルがこの日2度目となるローブローとなり、試合が中断。ペースを乱された形となったが百戦錬磨の武居はすぐに立て直す。その直後の攻防で2人の距離が詰まり、ブレイク時に玖村が右ストレートを放つが、それでコーナーにまで後退した武居は玖村の右ミドルをかわすと背中を向けた体勢となった玖村を追って右フックを炸裂。バランスを崩し倒れかけた玖村の顔面を蹴り上げると玖村は失神。レフェリーが試合を止めた。

 試合後のリング上で武居は「毎日優勝することしか考えていなくて、何喋るかは考えていなかった。いま格闘技を引っ張っている凄い2人がいるんですが、そこに置いて行かれないよう僕も追いつけるように頑張っていく。これからは僕もK-1を盛り上げられるように頑張ります」と挨拶。そして武尊の決め台詞である「K-1最高!」で締めくくった。