メーンの皇治が必勝宣言「俺が大岩龍矢に負けたらK-1は終わる」【8・24 K-1大阪】

鋭いミドルキックを打ち込む(©M-1 Sports Media)
「今回は相手じゃなくてお客さんとの勝負」と大岩に対する態度は変わらず

 練習後の会見では「今回は試合が決まってから初めて走り込みだけの合宿をやって、その辺のフルマラソンランナーに勝てるんちゃうか?くらい走ってきましたよ。K-1大阪大会じゃなくてオリンピックを目指そうかな、と」と半端ない走り込みをしてきたよう。

 その目的については「大宮司さんと更なる上を目指してやっていて、土居先生とも一緒にやらせてもらっていて、今までやってなかったことをやらないと今より上にはいけない、と。走り込み合宿の前にはアメリカにも行ったし、さらに強くなってんちゃいますかね」などと話した。

 そのアメリカ合宿については「大宮司さんと一緒に行かせてもらって、精神面からすべて鍛えられました。アメリカではビクトー・サラビアがいるジムに行ったんですけど、向こうのジムはヘッドギアせんと思いっきり殴ってくるんですよ。だから俺も意地でド突き合いしてきて、試合よりもフルで殴り合ってきましたね。外国の選手は身体も強いんで、勉強になったし、ええ経験になりました。大宮司さんと一緒に生活させてもらって、人としても成長したかなと思います」という。

 対戦相手の大岩については「興味がない」と一貫している皇治。この日も「興味は全くないですよ。対戦相手としても全くない。俺は女も興味あるやつしか相手しないんですけど、今回は初めて興味ないやつを相手せないかんなって感じです」とキッパリ。「今までは相手を怒らそうと思って発言してたけど、それは俺と相手の2人で試合を盛り上げてきたという気持ちがあったから。だから俺は相手をリスペクトして煽って、食ってやろうと思ってたけど、今回はそれが全くない。だから(大岩には)リスペクトも何もないし、本当に興味がない。俺が一人で盛り上げたろうと思っています」と痛烈な言葉を投げ、「今回は相手じゃなくてお客さんとの勝負。どれだけお客さんを魅せられるか。そことの勝負です。チャンピオンでもない俺がメーンイベントの赤コーナーで試合できるのは俺にしかできんことやから。それが俺の価値で、そこには誇りを持っている。それに恥じない試合をせなあかんし、その部分には気合が入っています」と敵は大岩ではなく観客だと言い切った。