企業の人事担当者必見!?他人の「怒りのツボ」が分かるカードゲーム登場

 会社や学校、家庭などで他人に対して怒りを抑えきれないことは誰しもあるだろう。しかし、怒りをそのまま相手にぶつけてしまえば、たちまち人間関係が悪化してしまう。こうした怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニングが「アンガーマネジメント」だが、これを手軽なカードゲームにしたのが『アンガーマネジメントゲーム』だ。昨年4月に第1弾が発売され、先ごろ第2弾となる『アンガーマネジメントゲーム SPECIAL』が発売された。第1弾のプレイ人数は3人以上からだったが、第2弾では2人からとなっている。
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会『アンガーマネジメントゲームSPECIAL』2000円(税別)
 世界初の“怒りのツボ当てカードゲーム”として開発された『アンガーマネジメントゲーム』。その場にいる人の怒りが可視化されるというこのゲームには「怒りのできごとカード」と「温度計カード」が封入されている。親が引いた「怒りのできごとカード」に対する0〜10度までの「温度計カード」の度数、つまり「怒りの数値」を予想して一番近かった人が点数を獲得。順番に親を回していき、先に合計5点を獲得した人が勝利。ゲームを進めるうちに、周りの人との「怒りの温度差」が分かってくるのだ。ちなみに制作協力のおもちゃクリエイター・高橋晋平によると親が「温度計カード」を開ける際に「アンガーマネジメント!」とかけ声をかけると盛り上がるとか。

 たとえば「仕事で、できていない所だけを見つけて、重箱の隅をつつくように指摘してくる上司がいる」など、「怒りのできごとカード」は思わず「あるある」と言いたくなるほど身近に感じられる怒りのネタが多い。それもそのはずで、54枚の「怒りのできごとカード」の内容は公募により選ばれているのだそう。「近所の人に『おはようございます!』と挨拶したのに、目も合わせてくれない!」は、組織・コミュニティ育成の専門家である楽天大学の仲山達也学長が応募して採用されたカードとのこと。
写真左よりおもちゃクリエイターの高橋晋平、楽天大学の仲山達也学長
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