海人が難敵ベイノアに判定勝利も「つまんない試合」と反省【12・3 SB】

海人の右ストレート(撮影・蔦野裕)

しぶといベイノアに苦戦


 試合は1Rから海人がプレッシャーをかけてロープに詰めてはローキックにパンチで攻め込んでいく。ベイノアは下がりながらも左ミドルからパンチの連打で反撃も海人は下がらない。終始、プレッシャーをかけ続ける海人だが、手数はさほどなく、オープンスコアではジャッジ3人とも10-10。

 2Rも海人がプレッシャーをかけ続けるがベイノアも海人の左フックにカウンターを合わせるなど反撃。いい左ハイが入ったものの二の手をつなげず、海人がパンチの連打で反撃。ベイノアも打ち返し、このラウンドはジャッジ2人が10-9でベイノアを支持した。

 3Rになると海人のボディー攻めが目立ち始める。ベイノアもパンチを打ち返すが、海人は左ボディーからヒザをボディーにめり込ませ、左ボディーから右フックとベイノアを追い込むが決定打はなかなか放てない。

 このラウンドはジャッジ2人が10-9で海人を支持した。

 4Rはベイノアのバックスピンキックを顔面に食らいヒヤリとさせられた海人だったが、ロープに詰めて小刻みな速いパンチで反撃。

 ベイノアもガードの隙間からジャブを入れてから左フック。打ち合いとなるが海人は左ボディーからバックスピンキックとベイノアの右わき腹に集中攻撃。