清原和博さん「まさか自分が……」依存症啓発イベントで

依存症について理解を求める松本先生の話に聞き入る塚本さん

 司会を務めた国立精神・神経研究センター薬物依存症センター長の松本俊彦先生は「日本では意志が弱い、だらしがない、反社会的な人が依存症になるという誤解があるが、そうではなく『病気』であるということ。それから回復した人がすごいということが伝わっていない」とし、「薬物依存症に関して言えば、刑罰だけでは効果がないというエビデンスはたくさんある。日本では犯罪になっているけれど、本当は病気であって、その病気を解決するためにバッシングしたり叩いたりすることがいいのかどうか。もしも本当に薬物問題を解決したかったら、もっと効果的な方法があるんじゃないかということを社会全体、マスメディアの方たちは考えてほしい」と専門家としての意見を訴えた。

 松本先生が「できれば2016年組の4人がユニットを組んで、活躍を」と促すと、「やりたいですね」と杉田さんはやる気を見せたが、高知さんに「清原君は大丈夫か?」と水を向けられた清原さんは「僕は野球だけなんで」と笑顔で返した。最後に清原さんは「まだ自分は回復途上ですけど、少しでも皆さんの力を借りて、いい記事も悪い記事もまずは読んでいただくことが大事」とイベントの意義をアピールした。