安保瑠輝也が不可思との激闘制し2度目の防衛【3・22 K’FESTA.3】

安保のハイアングルの飛びヒザが炸裂(撮影・堀田真央人)

1R終了間際に右ストレートで安保がダウン奪う


「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K’FESTA.3~」(3月22日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ メインアリーナ)で行われた「K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ」で王者・安保瑠輝也が不可思を相手に2度目の防衛戦に臨んだ。

 試合は1R早々に安保がその代名詞である二段蹴りを見せるが、戦前、「警戒する技」と語っていた不可思は当てさせない。

 その後、安保のローが不可思の下腹部付近をかすめ、これで不可思のファールカップがずれてしまい、やや長めのインターバルが取られる。

 再開後、安保のハイをガードした不可思だが、安保は飛びヒザからそのまま右フック。そして胴回し回転蹴りとつなぐと不可思はぐらり。残り10秒の時点で安保が右ストレートをクリーンヒット。ふらついた不可思に追撃の右ストレートで安保がダウンを奪う。

 2Rになると不可思が距離を詰め打ち合いに持ち込む。応じた安保だったが、クリンチで攻撃をしのぐ場面が目立ってくる。2人にホールディングの注意が出るが、その後も不可思の突進は続く。

 安保も2R以降、クリンチでしのぎながらも随所で威力のあるパンチ、キックは当てているのだが、3Rも不可思のプレッシャーは止まらない。しかしなかなか決定打を放つことはできず、3Rが終了。

 安保が1Rのダウンがものをいい、3-0の判定で2度目の防衛を果たした。
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