新型コロナで初診解禁「オンライン診療」どう変わった?【withコロナ】

オンラインで診察を行う「つなぐクリニックTOKYO」の渡邊康夫院長
 受診の際に必要なものは「生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症など)、舌下免疫療法(スギ、ダニ)、花粉症の診療科目を受診する方は必ず『服薬情報(お薬手帳など)』をご提示いただいています。ご用意があれば『直近の血液検査の結果』『診断書または紹介状』の提示もお願いしています。睡眠・SAS(CPAP治療)でご利用いただく場合は、ご用意があれば『服薬情報(お薬手帳など)』『直近の血液検査の結果』『診断書または紹介状』の提示もお願いしております。睡眠・SAS(CPAP治療)は、簡易検査までオンライン初診で受診していただけますが、検査結果やCPAP治療が必要になる場合、対面診療をお願いしております」という。

 薬も基本的には院内で処方するため、調剤薬局に行く必要はなく、オンライン診療の場合は自宅に郵送される。配送方法も薬がすぐ手元に届くよう、ポストに投函されるゆうパケットでの配送を行なっている。

「なお、オンライン初診を受診いただいた方には、厚労省からの通知に基づき、新型コロナ感染症が終息した場合に、一度および必要に応じて直接の対面診療をお受けいただくようにお伝えしています」

 初診を含むオンライン診療が解禁され、利用者にはどのようなメリットがあるのか。「今回、時限的措置として初診からオンライン診察が認められたことで『オンライン診療』の認知も上がったと思いますので、ご自身のライフスタイルに合わせて通院の仕方を考えてみてもいいかもしれません。多忙で通院ができない方や子育てなどで通院が難しい方などがオンライン診療を利用することで定期的に通院することができ、重症化を防ぐことができるかもしれません」

 新型コロナウイルスの影響で、外出自粛や院内感染を避けて通院を控えていた方も多いだろう。とはいえ、生活習慣病のような慢性疾患を放置してしまうと、重症化する可能性が高くなってしまうという。この機会に「オンライン診療」を上手く活用し、自分のライフスタイルに合った通院方法を見直してみては?
「オンライン初診」では新型コロナ終息後、一度および必要に応じて対面診療を行うという
「つなぐクリニックTOKYO」
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【診察時間】火〜金:10〜13時/14〜19時、土・祝:10〜13時/14〜17時
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【電話】03-6665-0502
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