林家たい平、百貨店初開催の「うつわ展」スタート「日常の中の美しさ、落語と共通」

 落語家の林家たい平が21日、松屋銀座にて「林家たい平 うつわ展」開催を記念した染め付けデモンストレーションを行った。

自ら染め付けしたタコ唐草のうつわを手にイベントをアピールする林家たい平

 松屋銀座にて21日にスタートした「林家たい平 うつわ展」(29日まで)。長崎県波佐見町で400年以上の歴史を持つ磁器「波佐見焼」に、たい平自ら「食卓を囲んだみんなが笑顔になって福を招く!」という思いを込め、一つひとつ染め付けを行ったうつわを期間限定で販売する。

 たい平は波佐見焼の歴史を「ピンとこない方もいると思いますが、以前は有田焼という名前で出荷されていたもの。有田は波佐見の隣町で、有田焼の7~8割は波佐見で作られていましたが、生産地表示が厳格になって『波佐見焼』という名前で出荷するようになりました」と説明。

 染め付けに通う西山窯との出会いは20年以上前。うつわ好きのたい平が波佐見を訪れた際に紹介されたといい、

「その頃はすごく大きな工場でたくさんの人が働いていた。一昨年くらいに再訪した時に従業員が少なくなっていて、西山窯の社長さんから “海外の安価な磁器に押されて、日本のブランドがどんどん衰退している” という話を聞きました。

 見ていると本当に繊細なタッチで、一つひとつ手描きで染め付けしている。この技術が途絶えてしまうと、後進の職人を育成するのはすごく大変なこと。世界に冠たる日本の磁器の素晴らしさを残すためには、その素晴らしさを発信して日常の中で使うことが大切だと思いました」と力を込めた。

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