浜崎朱加が前澤に一本勝ち、浅倉カンナは古瀬をTKO【RIZIN.22】

バックマウントを奪った浅倉がパウンドの嵐で古瀬をTKO(撮影・堀田真央人)

浅倉は王者ハム・ソヒらにターゲット


 2017年に行われた「女子スーパーアトム級トーナメント」覇者の浅倉カンナも2020年初戦を迎えた。

 浅倉は2018年大晦日に行われた「初代RIZIN女子スーパーアトム級王座決定戦」で浜崎に敗れると山本美憂にも敗れ2連敗。一時はまさに「天国から地獄」を味わったのだが、昨年下半期に2連勝を飾り復活を果たした。

 対する古瀬美月はABEMAの「格闘代理戦争3rdシーズン」でブレイクし、今ではDEEP JEWELSの顔の一人ともいえる活躍を見せる19歳。浅倉にとっては初めての年下の選手との戦いとなる。

 試合は1R、浅倉は古瀬のタックルを切ってバックを奪うと素早くバックマウントの体勢に移行。そして後ろからパウンドと鉄槌の連打。古瀬に何もさせずにKO勝ちを収めた。

 浅倉は試合後のリングで「圧勝して勝たないといけない試合だった」と試合を振り返った。この勝利で3連勝と完全に女子スーパーアトム級のメインストリームに返り咲いた浅倉は「同じ階級には勝っていない選手がいるので、その中に入っていきたい」と話し、王者のハム・ソヒ、敗れている浜崎朱加、山本美憂の名を上げ、リベンジを誓った。

 敗れた古瀬はしばらく格闘技から離れる意向を示した。