実質的な次期挑戦者決定戦もあくまで自然体。内藤のび太「取りあえずこの試合」【Road to ONE】

会見でもどことなく頼りなげな内藤(左)だが、試合になると豹変

コロナ禍も「家でじっとしていることが苦ではないので…」


 会見後のインタビューでは内藤は今回のカードについて「ONEで日本人対決はあまりないので、それで“ない”と思っていたし、あるとしてももっと先だと思っていたので、思っていたより早くだなと思っていた」などと話す。

 昨年11月以来の試合になるが、これまでにも1年近く試合間隔が開いたことはあり、試合勘などについては「多分、大丈夫だと思う。世界中がちょっとずつ今までとは違ってきていて、その中で試合をして出た結果はひとつの指針になるのかなと思っています。そんな偉そうなものではないんですが(笑)」という。

 新型コロナウイルスの感染防止が叫ばれる中での練習については「家からあまり出なかったが、もともとあまりアクティブなタイプではなかったので(笑)。ジムが閉まっていた時は自分で練習していたので、やっぱり少なからず影響はあるのかなと思うけど、難しいところですよね。でもこれは全世界でいえることなので、自分の中でなんとか折り合いをつけていくしかない」と会見同様、淡々としたもの。またコロナ禍の生活としては「料理を始めました。そういうときじゃないとやらなかったことをやってみました(笑)。家でじっとしていることが苦ではないので、そこは良かったかなと思います(笑)」とのこと。

 他のスポーツではコロナ禍で試合ができないことで引退を決めた選手もいるなど、ベテランといえる年齢の選手にとっては切実な問題。内藤は27歳という遅いプロデビューということもあり、現在36歳。コロナで試合ができなかったことや今後についての不安について聞くと「それはコロナの前から感じていましたので。コロナがあったからどうというわけではない。だから今回の試合に関しては格闘技をいつまで続けるかという問題に対しても、一つの指針になるかなと思う。若くはないのでそんなに何年も後のことを考えることはもとからなかった」と語る。