山際和希がアクシデント続きのトーナメント制しウェルター級王座獲得【Krush.116】

パンチに磨きをかけてきた山際の右ストレート(撮影・上岸卓史)
問題の近藤の右のパンチ。山際が微妙に芯を外したことで手首を痛めたか?(撮影・上岸卓史)

「腐らずやってきたので獲れたベルトかと思う」


 王座を獲得した山際は「チャンピオンになりましたが、今日の勝利は自分の実力だとは全然思っていません。ラッキーだと思っています。でも3月の試合で近藤君に負けてから腐らずやってきたので降ってきたチャンスかなとも思っています。去年の夏ぐらいからいい試合ができなくて、結果もなかなかついてこなくて、でもスポンサーの方やみなさんが応援してくれて、腐らずやってきたので獲れたベルトかと思います。まだまだチャンピオンの内容ではないので、パンチでもっと倒せるように腕を磨いていきたいと思います」と感謝の言葉を述べた。

 試合後の会見では「準決勝は僕が思っていたよりもグチャグチャした試合になったかな、と。一吉選手の試合を見たりして、もっときれいに戦って蹴りにつないでくると思ったんですけど、僕の蹴りの距離にしない作戦なのか、距離を詰めてきてびっくりしました。ただ僕も3月の試合が終わって、ずっとボクシングの練習をやって接近戦の練習をしていたので、結果的に倒せてよかったです。決勝はすべて自分の実力で勝ったとは思っていません。ただ3月に近藤選手に負けて『こうすれば勝てるんじゃないか?』という手応えを感じて、ずっとそういう練習をしてきました。その練習がすべて出せたわけではないですが、5~6割はできたと思うし、それでこういう結果になってよかったです」と今日の2試合を振り返った。

 そしてこれで1勝1敗となった近藤とは「もちろん全然やる気です。今回、すべて実力で勝ったとは思っていないので、3度目の決着もありだなと思います。僕は強くなりたいという気持ちが一番で、どんどん強い相手と戦いたいので。ただ…ダイレクトリマッチじゃなくて……他の選手ともやってみたい気持ちもあります」とした。また今後については「近藤選手はもちろんですが、過去に負けている松岡力選手や木村”フィリップ”ミノル選手にもリベンジしたいですし、ウェルター級だったら野杁正明選手、階級を上げると宣言している安保瑠輝也選手…とにかく強い選手とやりたいです」と語った。