「55.5kg級王座決定トーナメント」決勝は小笠原兄弟対決に【REBELS.67】

小笠原瑛作(左)の左ミドル(撮影・蔦野裕)

瑛作が宮元に2-0の判定勝ち


 準決勝の第2試合は小笠原瑛作と宮元啓介(橋本道場)が対戦。2人は4年前に「KNOCK OUT vol.0」で対戦。その時は瑛作がKO勝ちを収めており、宮元にとってはリベンジマッチでもある。

 1R、瑛作の左ミドルが冴えわたる。宮元はプレッシャーをかけ前に出るも瑛作は前蹴り、そしてミドルで前進を許さない。それでも宮元は右インロー、前蹴りで反撃。2Rになると宮元が右ローからミドルで前進。詰めてパンチを当てていく。瑛作も中盤以降、左ミドルで反撃も、宮元は右ミドルを多用し手数では負けていない。

 3R、瑛作の左ミドルと宮元の右ミドルが交錯。パンチ、そしてキックの打ち合いから組み合う展開が増えてくる。瑛作のバックブローの空振りに宮元が右ハイを当て、瑛作が倒れる場面もあったがこれはスリップダウンと判定。終盤、瑛作のバックブローをかわした宮元が左ハイを顔面にヒットも、瑛作は笑顔を見せ「効いてない」のアピール。

 試合はこのまま判定となり2-0で瑛作が勝利を収め、決勝で小笠原兄弟対決が実現することとなった。