クレー射撃 全日本選手権『精密ロボット』【アフロスポーツ プロの瞬撮】

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
撮影/文章:西村尚己(2020年10月24日 クレー射撃 全日本選手権)
「あー」
「はぁー」
「はい」
射撃体勢に入った選手の掛け声(コール)に反応した放出機からクレーが勢いよく空中に飛び出した。

10月下旬に開催されたクレー射撃の日本一を決める全日本選手権。
空中に飛び出したクレーといわれる素焼きの皿(標的)を散弾銃で撃つクレー射撃。

そのルールは極めてシンプルだ。
大きく分けるとトラップとスキートの2種目があるが、クレーを撃ち落とした数を競うという基本ルールは共通だ。

当てるか、外すか。

ごまかしのきかないシビアな世界だ。

クレーの小ささとスピード。そしてクレーが飛び出すタイミングと方向のランダム性。
それらは、今までテレビ映像でしか見たことがなかった私の想像を遥かに超えていた。

1ラウンド25回の射撃を5ラウンド、計125回の射撃を行い命中数が多い上位選手が決勝ラウンドに進出する。
上位選手の命中率は90〜95%にも達する。

時速100km前後で飛行する直径11cmの小さな標的を時速1,400kmの散弾で次から次に撃ち落としていく。
表情ひとつ変えることなく、淡々と射撃ルーティンを繰り返すその姿は“精密ロボット”のようだ。

そして、その姿を遠くからバズーカ砲のような600ミリ超望遠レンズで撮影する私。
人間は不思議な生き物だ。


■カメラマンプロフィル
撮影:西村尚己

1969年、兵庫県生まれ。大阪大学大学院工学研究科修了。
人間味あふれるアスリートの姿に魅せられ、学生時代にスポーツ写真の世界と出会う。
大学卒業後は、国土交通省に勤務しながらアマチュアカメラマンとして活動するも、どうしてもプロの世界で挑
戦したいという想いが募り、2016年にアフロスポーツに転職。
現在は国内外のスポーツを精力的に撮影し、人間の情熱や鼓動、匂いなど五感で感じとれる作品づくりに励む。
2007年 APAアワード写真作品部門 奨励賞
2013年、2015年 写真新世紀 佳作 ほか

★インスタグラム★
https://www.instagram.com/naoki_nishimura.aflosport/
アフロスポーツ

1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。

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