前戦惨敗の不可思が原点回帰「楽しむことを忘れていた」【K-1】

重い右ストレート
そして右ミドル

「自分が楽しくないとお客さんを楽しませられない」


 対戦相手の鈴木については「左ミドルが強いので、それには警戒。蹴ってくると思うので、蹴らせないというよりそれを踏まえたうえで練習してきた」とし、試合については「自分のいいところを思い切り出せば勝てると思っています」と話した。

 不可思の前戦は9月の大阪大会で平山迅に3つのダウンを奪われたうえでの判定負けという不本意なものだったのだが「なんでああいう試合になったかという原因も分かったし、改善しなければいけないところも分かった。あの試合があったおかげで今本当にいい感じ仕上がっている。試合の後は落ち込んだが、この間、悪かった分、ここでばちんとやればいいので、今は気にしていない」とメンタル面でも引きずるものはないよう。

 その前回の試合内容については「この間の試合は3月から時間が空いて、めちゃくちゃ考えてやって、全然良くなかった。考えるのも大事だが、自分は考えすぎないで楽しんで戦うのが一番良さが出るのかなと思った。俺はそんなキャラじゃなかったなと自分の原点を思い出した。そう考えるようになって今回の試合に向けてものびのびと練習から楽しんでやるようになってからいい感じになってきて、そうやって楽しんでやるのがいいのかなとはっきり思った。(前回の試合は)試合中もずっと戦いながら考えていたので、やっぱり動きも良くないし、お客さんからしても面白いものはそんなに見せられなかったと思う。だから今度の試合は自分のいいところを全開で爆発させて、お客さんにも楽しんでもらいたい。自分が楽しくないとお客さんを楽しませられない。やっぱりお客さんを楽しませたい」と原点回帰で復活を目指す。