【最新号】チャリティーイベント『LIVE EMPOWER CHILDREN 2021』他

2月15日の国際小児がんデー! TRFらが無観客・無料配信でチャリティーライブ

DJ KOO「少しでいい、小児がんの現実に目を向けて!」


TOKYO HEADLINE vol.738
 2月15日の国際小児がんデーに合わせ、小児がんについて啓発するイベントが世界各地で行われる。シンポジウムやチャリティーイベント、チャリティーライブ、子どもたちによる展覧会など種類も規模もさまざまあり、それぞれが小児がんの子どもたちやその家族の現状を知らせて、支援を募る。

 今年2回目の開催となるチャリティーイベント『LIVE EMPOWER CHILDREN 2021』(一般社団法人Empower Children、朝日新聞社の共催)もそのひとつだ。“エンタテインメントは、子供たちの「生きる力」をつくる。”のテーマのもとに、アーティストが集結し、小児がんの子どもたちを音楽で元気づける。今年は新型コロナウイルスの影響もあり、無観客でオンライン開催。複数のプラットフォームで無料配信し、誰でも気軽に視聴できる環境を整え、行う。

 イベントには、昨年に引き続き出演するピコ太郎を筆頭に、うみくん、梶原岳人、KEIKO、TRF、hitomi、Beverly、FlowBack、松浦航大、まるりとりゅうが、MINMI、moumoon、ReoNa(ピコ太郎以下、50音順)の豪華13組のアーティストが出演。MCは天野ひろゆき(キャイ~ン)と、ニッポン放送の熊谷実帆アナウンサーが務める。 

「小児がんで苦しんでいるお子さま、ご家族の方々に、1人じゃないよ、みんないるよ、一緒に頑張っていこうねって、そういう想いを伝えていきたいと思います」と、TRFのDJ KOO。また、「2月15日が国際小児がんデーだってことを知ってもらいたい。そういう日だからというのがきっかけでいいので小児がんに目を向けてもらうことが大事。小児がんがどれだけ社会的な支援を必要とするかというところを知ってもらえたら」と話す。

 日本において、15歳未満でがんと診断される子どもたちは毎年2000~2500人。世界を見回すとその数はぐんと増える。早期発見できれば治るといわれる小児がんではあるものの、毎年それだけの子どもたちとその家族の日々が、急に不安なものに変わり、家族の風景を大きく変えてしまっている。

 愛あふれるバレンタインデーの翌日に大きなラブを届けてみるのも悪くないプランだ。

 本チャリティーイベントについて、小児がんの今について、DJ KOOと一般社団法人Empower Childrenの広津崇亮代表理事に話を聞いた。6面に掲載。
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