ショートトラックスピードスケート 『aggressive』【アフロスポーツ プロの瞬撮】

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
文章:西村尚己(2020年10月3〜4日 全日本距離別選手権大会、2021年1月17日 全日本選手権大会)
スケートリンク内に設けられた1周約111mの楕円形の周回コースを4〜8名程度の選手が同時に滑走し、着順を競うショートトラックスピードスケート。

“氷上の競輪”や“氷上の格闘技”とも称されるように、その魅力は“スピード”と激しい“競り合い”、そして、熾烈な“駆け引き”だ。

幅が狭くカーブがきついコースを高速で滑走するため、接触等による転倒や失格など選手は常にリスクと隣り合わせ。
しかし、選手たちは決して臆することなく果敢に攻めまくる。

“aggressive”

勝負に賭けるその姿勢に触発された私も“最高の一枚”を求めて攻め続けた。


■カメラマンプロフィル
撮影:西村尚己
1969年、兵庫県生まれ。大阪大学大学院工学研究科修了。
人間味あふれるアスリートの姿に魅せられ、学生時代にスポーツ写真の世界と出会う。
大学卒業後は、国土交通省に勤務しながらアマチュアカメラマンとして活動するも、どうしてもプロの世界で挑
戦したいという想いが募り、2016年にアフロスポーツに転職。
現在は国内外のスポーツを精力的に撮影し、人間の情熱や鼓動、匂いなど五感で感じとれる作品づくりに励む。
2007年 APAアワード写真作品部門 奨励賞
2013年、2015年 写真新世紀 佳作 ほか

★インスタグラム★
https://www.instagram.com/naoki_nishimura.aflosport/
アフロスポーツ

1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。

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