若松佑弥 対戦相手のマクラーレンは「朝倉海より強くない」【ONE】

長南亮代表の持つミットに強烈なキックを打ち込む

打撃でもグラップリングでも


 練習後に行われた会見では「トップ選手はグラップリングができるので、コロナの期間中からずっとグラップリングの練習をしてきた。前回の試合では出せなかったが、グラップリングでのコントロールやテイクダウンの技術が伸びていると思う」と前戦からの約5カ月間を振り返った。


 対戦するマクラーレンはグラップラーのイメージが強いのだが、昨年10月の前戦では強烈なヒザ蹴りで相手をKOしている。若松はマクラーレンについては「どの選手も一発当たれば倒れる力を持っているので、グラップラーだから自分のほうがパンチが強いという見方はしていない。警戒してクリーンヒットをもらわないように打撃をやろうと思っている。試合なので一発ももらわないで自分だけ当てるというのは難しい。もらっても前に出てプレッシャーをかけ続けることを意識している。あとは相手が打撃に自信を持っているというのは逆に穴になるのではないかと思う。前回KOしているので、自信を持って打撃できて、グラップリング能力が落ちていたらラッキーかなと思う」などと分析した。


 試合については「(マクラーレンは)あえて打撃で倒しに来て、自分が熱くなったところをテイクダウンに来るのではと思っている。半分くらいは打撃で倒そうという気持ちで来ると思うが、打撃で受けになると自分に負けるという考えがあると思うので、しっかり被弾してもいいくらい打ち合う気できて、なおかつその中で寝技を混ぜてくると思う。(マクラーレンの圧力に対し)下がったら、ケージに詰められて、タックルを取られたり押し込まれたりする。そこを打ち負かすようなプレッシャー、なおかつ自分の得意分野のステップワーク、爆発力を使いながら戦えば相手は怖くなって疲れてくると思う」などと語った。また「テイクダウンに対しても受けになると入られやすい。受けも自分からぶつかりに行く感じ。グラップラーに対して逆に前に出て張り出せる」などとマクラーレンのテイクダウン対策についても抜かりはない。