2大会連続メインで連敗の拳剛が「これでIJジュニアが面白くなる」【天龍プロジェクト】

第1試合は河野真幸がランニングニーアタックでLEONAを沈めた

バチバチ、コミカル、クラシカル…バラエティーに富んだマッチメイク

 今大会の第1試合は河野真幸、佐藤耕平といった他団体でエースを務めた選手がTORU、LEONAといったキャリアの浅い選手をパートナーにタッグで激突。第1試合からハイレベルな攻防を繰り広げ、最後は河野がランニングニーアタックでLEONAから3カウントを奪った。

 第2試合は菊タローとSUSHIがシングルマッチで対戦。コミカルな動きを織り交ぜながら会場を盛り上げる。最後は3月にハワイの入管で入国拒否されたうえに2日間刑務所に拘留された菊タローが監獄固めでギブアップ勝ちを収めた。

 第3試合の新井健一郎と翔太のシングルマッチはロックアップ、ロープワーク、ヘッドロックの取り合い、アームホイップから腕を固める攻防といった重厚な動きを見せ、会場の空気を引き締める。最後は回転エビ固めで新井が3カウントを奪った。

 第4試合はマンモス佐々木、神谷英慶組と矢野啓太、那須晃太郎組のタッグマッチ。佐々木、神谷がヘビー級の重い攻撃を繰り出せば、那須は小気味のいい動きで反撃。最後は佐々木の垂直落下式ブレーンバスターの前に屈した矢野だったが、試合後の総評で天龍が「やせているけど体が柔らかくて受け身がうまかった」と印象に残った選手として挙げるほどの好ファイトを見せた。

菊タロー(左)が紋奈代表にトーナメント出場を直訴。天龍のOKが出て出場が認められる
天龍プロジェクト「SURVIVE THE REVOLUTION Vol.2」(5月12日、東京・新木場 1stRING)

◆第一試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○河野真幸(フリー)、TORU(TTT)(13分13秒、片エビ固め)佐藤耕平(フリー)、●LEONA(ドラディション)
※ランニングニーアタック

◆第二試合 30分1本勝負
○菊タロー(フリー)(9分54秒、監獄固め)SUSHI(フリー)●

◆第三試合 30分1本勝負
○新井健一郎(DRAGON GATE)(13分30秒、回転エビ固め)翔太(ガンバレ☆プロレス)●

◆第四試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○マンモス佐々木(プロレスリングFREEDOMS)、神谷英慶(大日本プロレス)(12分50秒、片エビ固め)●矢野啓太(プロフェッショナルレスリング・ワラビー)、那須晃太郎(フリー)
※垂直落下式ブレーンバスター

◆メインイベント(第五試合) タッグマッチ 30分1本勝負
進祐哉(プロレスリングFREEDOMS)、●拳剛(フリー)(16分1秒、片エビ固め)○TSUBASA(フリー)、HUB(フリー)
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