1934年初演のミュージカル・コメディ ブロードウェイ・ミュージカル『エニシング・ゴーズ』

 ブロードウェイ・ミュージカル『エニシング・ゴーズ』

 1934年にブロードウェイで初演されたコール・ポーター作詞作曲のミュージカル・コメディ。主人公でナイトクラブの大スターのリノ、ウォール街のビジネスマンのビリー、社交界の華であるホープ、英国紳士のオークリー卿がそれぞれの思いを胸に同じロンドンに向かう船に乗船。そこに神父に変装したギャングのムーンフェイスやその情婦のアーマも乗り込んできて大騒ぎになり……。

 リノを演じるのは宝塚時代に男役を突き詰めて来た紅ゆずるで、本作が退団後初めてのミュージカルとなる。緊急事態宣言の発出によって東京・明治座での公演は一部中止となってしまったが、制作決定時の会見で、紅が「この作品を観劇している間は心を開放していただいて、明日から頑張ろうってポジティブに思っていただける作品にしたい」と話したように、元気をくれる舞台になるはずだ。

 本ミュージカルは日本では1989年に初演。それから再演を重ねて今回は8年ぶりの上演となる。8月11〜29日の明治座での公演の後は、名古屋、大阪、福岡でも公演がある。

ブロードウェイ・ミュージカル『エニシング・ゴーズ』
【日時】8月11日(水)~8月29日(日)(開演は、平日と日は13時開演、土は12時。24・26日は18時、28日は17時もあり。月は休演。開場は開演の1時間前)
【会場】明治座(浜町)
【料金】S席1万3500円、A席6500円
【問い合わせ】明治座チケットセンター(TEL:03ー3666ー6666=10~17時〔HP〕https://anythinggoes2021.com/ )【作詞・作曲】コール・ポーター【オリジナル脚本】P.G.ウドハウス&ガイ・ボルトン/ハワード・リンゼイ&ラッセル・クラウス
【演出・潤色】原田諒(宝塚歌劇団)
【翻訳・訳詞】青井陽治
【音楽監督】八幡茂
【振付】麻咲梨乃、吉川哲朗、当銀大輔
【出演】紅ゆずる、大野拓朗、廣瀬友祐、愛加あゆ、一路真輝、平野綾、市川猿弥、陣内孝則 他