元K-1王者の久保優太とレスリング五輪銀メダルの太田忍がMMAルールで対戦【RIZIN.30】

オープンフィンガーグローブをつけて会見に臨んだ久保

久保「僕は投資家なので勝てない戦はしない」

 対する太田は「東京オリンピックがありましたが、僕自身、会場で金メダルを獲る選手をたくさん見てきました。金メダルを獲る選手を間近で見ることで、自分自身、東京オリンピックで金メダルを獲ることを目指して戦ってきたので、ものすごくモチベーションが上がっています。東京オリンピックで金メダルという夢は達成できませんでしたが、格闘技の世界で世界一を目指すということは東京五輪で金メダルを獲得するということに劣らないことだと思っているので、これからも総合格闘技の世界で世界一を目指していきたい」と改めて自らの総合格闘家としての今後の指針を示した。

 対戦相手については久保は「レスリングの五輪の銀メダリストと聞いて、僕はK-1でやってきて、異種格闘技戦ではないが、見ている人からすると非常に勝負論のある面白い試合になるんじゃないかと思った。僕も面白そうだと思ったのでチャレンジしたいと思った。“勝算は?”と聞かれたら、僕は投資家なので勝てない戦はしない。その辺は計算してやっているつもり。自分では勝てると思って練習している。本当にお互い、違うジャンルでトップを取っていた選手ということで、個人的にも楽しみに思っている」などと自信を見せた。

 また久保はMMA転向の経緯について「MMAの練習をしたらすごく楽しくて、気持ちがそっちに流れてしまった。さっきグローブをもらってつけてみたが、こんなので殴っていいのかと思って楽しみ(笑)。一番は自分はプライベートなことなんですが、惚れている奥さんがいて、カッコいいところを見せたいので。こういうRIZINという大舞台って輝かしいじゃないですか。だから活躍してもう1回総合格闘技でチャレンジして、輝かしいところを見せて、惚れさせてやろうかと。不純な動機ですいません(笑)」といつもの久保節を全開。