原口健飛がタップロンに逆転KO勝ちし「気を抜かず王者らしく戦いたい」【RISE】

原口の三日月蹴りが炸裂 (撮影・荒木理臣)

“仮想ペットパノムルン”にダウンを奪われる

 タップロンは元WMC世界フェザー級王者で、国内ではRISE、KNOCK OUT、シュートボクシングなどさまざまな団体で試合を重ね、104戦70勝31敗1分のキャリアを持つ大ベテラン。RISEでは2019年に“ブラックパンサー”ベイノアに1RでKO勝ちしている。直近の試合となった7月の「大和ジム50周年記念大会」では大和哲也に1RKO勝ちを収めている。

 原口はこれまでタイ人との対戦経験がなく、タップロンは格好の“仮想ペットパノムルン”。

 試合は1R序盤からタップロンが原口のミドルをキャッチして足を払っていくなどムエタイ流の動きを見せる。タップロンはロー、ミドル。原口は三日月蹴りから上へパンチ。原口の三日月蹴りでタップロンのボディーが赤くはれてくる。

 2R、タップロンは原口のミドルをキャッチしてこかし。ハイキックを食らうが逆に放った原口がスリップダウン。そしてタップロンは首相撲からヒザを突き上げ、先制のダウンを奪う。原口は左の三日月蹴りとハイキック。タップロンも右ミドル。原口がワンツーから左ミドルも、タップロンが跳ね返し、逆に原口がスリップダウン。しかし終了間際に原口のバックスピンがタップロンのボディーにぐさり。効かされたタップロンだが、すぐにゴング。