【最新号配布開始】第100代総理大臣に岸田文雄氏[滝藤賢一インタビューなどエンタメニュース満載]

衆議院を14日に解散。総選挙は10月31日投開票に!

100代総理大臣に岸田文雄氏

vol.746 

 自民党の岸田文雄総裁(64)が10月4日午後、衆院本会議の首相指名選挙で第100代首相に選出された。その後に行われた参院本会議の首相指名選挙でも選出され、菅義偉首相(72)から政権を引き継いだ。

 岸田首相は同日夜に記者会見に臨み、政権を「新時代共創内閣」と名付け、「私が目指すのは新しい資本主義の実現だ」と述べ、成長戦略とともに富の再分配を重視する考えを強調。「新しい資本主義実現会議」を設置し、ポストコロナ時代の経済社会ビジョンを策定する考えを示した。

 閣僚20人のうち再任は茂木敏充外相(65)と岸信夫防衛相(62)のみで、大幅に変更。初入閣は新設のポストに就いた小林鷹之経済安全保障担当相(46)ら13人、女性閣僚は野田聖子少子化担当相(61)ら3人。最高齢は77歳の金子原二郎農林水産相で、最年少は牧島かれんデジタル相の44歳。ベテラン・中堅・若手の「老壮青」や自民党の派閥勢力のバランスを重視した顔ぶれとなった。

「最優先の課題」とする新型コロナウイルス対策については、ワクチン接種や医療提供体制の強化を図るとした。これまでのコロナ対策を検証した上で「緊急時における人流抑制や病床確保のための法整備」を進める考えも強調。自民党総裁選で訴えた健康危機管理庁を念頭に司令塔機能の強化を図るとした。

 対策を担う陣容については、菅義偉政権のコロナ対策関係閣僚を再任せず、山際大志郎経済再生担当相(53)、後藤茂之厚労相(65)、堀内詔子ワクチン担当相(55)を起用。さらに3閣僚それぞれに対し、特に連携を重視するよう指示した。

 任期が迫っている衆議院については4日に解散し、次期衆院選を「19日公示−31日投開票」の日程で行うことも表明した。

 当初は11月7日の投開票が有力とされていたが、首相は解散について「まずは国民に、岸田に任せていいのかどうかを確認いただき、国民の思いを背景にコロナ対策、経済対策を行う」と説明。また衆院議員の任期が21日に満了することに触れ、「衆院議員の空白をできるだけ短くしなければいけないのは当然だ」とも述べた。

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