女性29歳「名前を突然さらっと言われると頭が認識できないことに気がつきました」【黒田勇樹のHP人生相談 126人目】

◆黒田勇樹「聞き返す訓練と、手段の工夫を重ねていくしかないかと思います」

 再びのご相談ありがとうございます!

 ラスボス「名前が覚えられない」の前に、特攻隊長「入ってこない」が居たワケですね。

 かくいう僕も、名前覚えられない族の一員でして「確かに、そもそも入ってこないこと多いな。どうやって対処していたのだろう?」と、振り返ってみたところ…

 ブタゴリラ一族システムを使っていたことが判明しました!

 ブタゴリラとは、名作アニメキテレツ大百科に出てくるガキ大将的なキャラで、実家は八百屋さん。家族全員ハツラツとしていて豪快。めちゃめちゃ人やモノの名前を間違えます。

 なので…「そういう人」と、いうポジションで、地域社会に溶け込んでいるのです!

 だから、名前聞き逃しちゃった時とか覚えていないときは、積極的に適当な名前で呼んで「あ、この人はこういう人なんだな」と、思われるように働きかけています。

 訂正してもらえれば、そこでもう1回、覚えるチャンスも得られるワケですし。

 が、しかし! 相談者さんは29歳女性ということで、上記のような失礼な態度がとれない場面も多いことでしょう。

 聞き返す訓練と、手段の工夫を重ねていくしかないかと思います。

 手っ取り早いのは、話の区切りで“謝って、聞く”!

 なんだかんだ1番誠実な方法です。

 次は「名刺をもらう」

 すでにもらっていれば名前の確認はいつでもできるはずだから、まだもらっていない状況である可能性が高いはずなので、非常に有効です。自分も名刺を持ち歩いておいて“交換”のシチュエーションに持ち込めるとなお良し。

 最後は「なんて呼んだらいいですか?」

 主にプライベートな場面で活用できるこの方法。名前を聞き返す失礼さが緩和されるとともに、相手によっては「距離を縮めようとしてくれている!」と、好感度が上がる可能性すらあります。

 ま、多分「名刺」が文化として根付いているところをみると「ホントは皆、そんな感じ」なんだと思うので、気負わずに、自分なりの工夫を見つけてみて下さい。

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黒田勇樹(くろだ・ゆうき)
1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として舞台やドラマ、映画、CMなどで活躍。
主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともにTBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にて日本アカデミー賞新人男優賞やキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパーメディアフリーター」と名乗り、ネットを中心に活動を始めるが2014年に「俳優復帰」を宣言し、小劇場を中心に精力的に活動を再開。
2016年に監督映画「恐怖!セミ男」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて上映。
現在は、映画やドラマ監督、舞台の脚本演出など幅広く活動中。

公式サイト:黒田運送(株)
Twitterアカウント:@yuukikuroda23
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