大友克洋の全仕事を収録『OTOMO THE COMPLETE WORKS』刊行開始

『OTOMO THE COMPLETE WORKS』メインビジュアル ©2022 MASH・ROOM ©1983 角川映画

 世界中に衝撃をもたらした代表作『AKIRA』で知られ、漫画家、イラストレーター、映画監督などジャンルにとらわれず活動する大友克洋自身が企画し、制作順に全作品をまとめた全集『OTOMO THE COMPLETE WORKS』が21日、講談社より第1期・第1回配本の刊行を開始する。発売に先駆けてプロジェクトのメインビジュアルが公開された。

 過去の単行本が長らく絶版状態にあったという大友は「それなら自分の仕事をまとめた全集を自分の思うような形で作りたいと思い、本プロジェクトがスタートしました」「本当は収録したくなかった古い作品や実現しなかった作品、未完のものも、出し惜しみせず全てお見せいたします」とコメントを寄せている。『OTOMO THE COMPLETE WORKS』第1期・第1回配本は、第8巻『童夢』(漫画)、第21巻『Animation AKIRA Storyboards 1』(アニメ映画『AKIRA』絵コンテ集 第1巻)を刊行。

 以後、3月に第2回配本の第2巻『BOOGIE WOOGIE WALTZ』、第22巻『Animation AKIRA Storyboards 2』、5月に第3回配本の第3巻『ハイウェイスター』、第25巻『Scripts 1』、7月に第4回配本の第20巻『Animation AKIRA』、第4巻『さよならにっぽん』、9月に第5回配本の第5巻『Fire-Ball』、第35巻『The Live Action 蟲師』、11月に第6回配本の第1巻『銃声』を刊行予定。一人の作家のパーソナルな仕事集だけでなく、1970年代から現代までの漫画、アニメ、映像までを含む作品集となる。

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