安倍晴明はドラえもん!? 三宅健が『陰陽師 生成り姫』で安倍晴明役に挑戦

三宅健

「安倍晴明と源博雅の関係性はドラえもんとのび太」と鈴木氏

 鈴木氏は「マキノさんとも話したのですが、陰陽師は安倍晴明と源博雅の関係性、2人の友情がベースになっている。その2人の関係性はドラえもんとのび太みたいだなというふうに思っている」と独特の解釈を持って演出に臨んでいることも明かす。

 これに三宅は「うれしい(笑)。誰もが憧れるドラえもんですから。裕美さんの原作に対する解釈として、この話を聞いた時にとっても分かりやすい説明だと思った。常に面倒くさそうにしている晴明が博雅のこととなると結果的に関わってしまい、事件に巻き込まれていく。そういう関係性も含めて、おっしゃっていることが理解できた」と語る。のび太にあたる源博雅役の林はもともと三宅に憧れてジャニーズ入りを果たしているとあり「晴明がなぜ博雅のことが好きなのかという部分をしっかり表現できたらいいなと思っている。まず、僕が健君のことを大好きなので(笑)」と続いた。

 今回で三宅とは4回目のタッグとなる鈴木氏は「今までは当たり前だが、すごく“役”をやってもらっていた。今回も安倍晴明という役をやってもらうんですが、この役には三宅健のパーソナリティーの部分を持ち込んでいける部分が相当あるんじゃないかということを話している」と語り、そのパーソナリティーの部分というのは「大きな声では言っちゃいけないかもしれないが、感じ悪いところあるじゃないですか(笑)。中身は人のことをすごく思っているんだけど物言いについては“おいおい”という時もある。そういうハートが温かくて物言いが危ないところなどが使えるなと思っている」と勝手知ったる仲ゆえの過激な例え。これには三宅も「失礼だな(笑)」と笑顔で返す。