“ガンジョのエース”まなせゆうなが10・2板橋でのガンバレ世界無差別級王座戦に向け気合「ラリアットでハートリー・ジャクソンを沈めたい!」

得意技のラリアット

――戦法は考えられてますか?
「考えてます。何が何でも勝ちたいから、ふだんあまり使わないけど、丸め込みだったり、そういうのもやろうと思ってた。でも大家さんに“まなせはどうやって勝ちたいの?”って言われて。私はラリアットで倒したい。バチンと倒したら気持ちいいと思って。大家さんが“勝つことは大事だけど、まなせゆうなで勝つことが大事なんだから”って。丸め込みもまなせゆうなの一つだし、一番はラリアット。“ラリアットの練習しなさいよ”って。そうだよなって。ラリアットをきっかけにガンプロに来たといっても過言じゃないから。ジャクソンをラリアットで倒す! その先にベルトがあると思ってやりたい」

――フィニッシュはラリアットで勝ちたいんですね。
「ハイ。ラリアットで沈めたい。気持ちいいと思うから。辛いだけじゃ頑張れない。頑張った先が楽しくなきゃダメだから」

――9・3成増での試合後、ジャクソン選手は昨年末にヒザの手術をした影響で30キロ体重が増えて“人生最悪のコンディション”と言っていたので、今はチャンスかもしれません。
「ヒザが悪いって、自分で言ったんだもん。もしかしたら調子いいのに誘ってるんですかね? ジャクソンは“悪に染まる”って言ってた。外国人=悪い人vs日本人=ヒーローという、昔ながらの構図はあると思うけど、そんなの必要ない。私はガンプロに来て、自分に素直に戦うことを覚えた。ジャクソンはそのガンプロのベルト持ってるんだから、もしかしたらそういうふうにしなきゃいけないと思ってんじゃないかな。でも、そんな言葉いらない。私は今成さんとタイトルマッチをしたかったから、今成さんを応援してたけど、勝ったのはジャクソン。悪にどうこうとかしなくていいから、ジャクソンと試合させろって感じ。ヒザが悪いのかもしれないけど、聞いたからには狙いますよ。勝ちたいから。体が大きい人はヒザは繊細なので。ガラスのヒザなんで。どうやったら痛いかは私も分かるんで、ヒザを狙いつつ、どうラリアットで倒すかの組み立てを練習で考えてます」

――本来は今成選手に挑戦したかったわけですが、もう気持ちはジャクソンに切り替えられた?
「それもなくもないけど、今成さんが負けたことで余計にジャクソンと試合がしたいって思いました。さっき名前を出したZERO1のときの3人のなかで、心残りというか、やり残してるうちの1人。いきなり目の前に現れたので、これは何かもう必然。今成さんへの挑戦がダメになったから、ジャクソンという感覚じゃない。今成さんと試合したかったけど、ジャクソンが勝ったんで、ジャクソンと試合したいとなりました」