玖村将史がK’FESTAでの金子晃大への挑戦を熱望。金子は「いつでもやる。でも玖村選手に勝ったコンペットが先」【K-1】

玖村の左フックにアル・カディの顔がゆがむ(撮影・蔦野裕)

 玖村は今年2月のK-1東京体育館大会で行われた「第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」の決勝で宿敵・金子に敗れ準優勝に終わるも、6月に行われた「THE MATCH 2022」ではRISEを主戦場に戦う実力者・志朗からダウンを奪ったうえで判定勝ちを収め、満天下にその実力を知らしめた。しかし凱旋試合となった9月の横浜大会ではムエタイの強豪コンペット・シットサラワットスアに判定負けと不覚を取り、今回が再起戦だった。

 この日は1R、アル・カディの強打をきっちりガードすると左ボディーを効かせてからの左フックでダウンを奪う。2Rには開始早々に右フックを浴びて一瞬ヒヤリとさせたが、すぐにガードを固め体勢を立て直すとカディの大振りのパンチにカウンターを合わせていく。そしてアル・カディをロープに詰めて右ストレートでダウンを奪う。立ち上がったアル・カディだったが、すでにボディーが限界にきていたか、続く玖村の前蹴りでうずくまってダウン。玖村が公約通りにKO勝ちを収めた。