冬の国立2023【アフロスポーツ プロの瞬撮】

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

撮影/文章:長田洋平(2023年1月1日 サッカー 大学選手権決勝 新潟医療福祉大学×桐蔭横浜大学)
冬の国立は撮影が難しい。
 
「冬の国立」と言えば、「雪の早明戦」や「雪の決勝」など、もはや伝説となった名試合のイメージが強いかもしれない。
しかし大雪となった年末年始もここ10年ほどはそれほど見られず、特に年始は好天が続いている。国立競技場もリニューアルされた今、冬の国立はコントラストが強く撮影が難しいイメージだ。ピッチは大半の日陰とスタジアムの隙間から入ってくる西日で構成される。その比率と場所は試合中にも徐々に変わっていき、カメラマンは試合内容を見ながら変わりゆく環境の変化にも対応する必要がある。
 
今回掲載した写真は2023年元旦に行われたサッカーインカレ決勝の写真だ。
上記の対応の難しさに追われて撮影をしていたものの頭の中が釈然としなかったため、途中から日が当たっている部分にフォーカスすることに思考を切り替えた。その直後、自分とは反対側のゴールに日が差しているタイミングで新潟医療福祉大学の先制ゴールが入った。ピッチは暗く、一部の選手だけが光に照らされている。普段は自分が陣取るサイドでゴールシーンを狙っているが、今回のこの時間帯に関しては逆サイドでも絵になってくれた。
 
ちなみに冬の国立の日当たりが良い方に行くことはあまりオススメできない。強烈な西日を顔面に受けながらの撮影は技術的にも非常に困難で、顔もヒリヒリ痛くなってしまうからだ。
 
 
■カメラマンプロフィル
 
撮影:長田洋平
 
1986年、東京出身。かに座。
早稲田大学教育学部卒業後、アフロ入社。
2012年ロンドンパラリンピック以降、国内外のスポーツ報道の現場を駆け回っている。
最近では平昌オリンピック、ロシアW杯を取材。
今年の目標は英語習得とボルダリング5級。
 
★インスタグラム★
アフロスポーツ

1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。

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