寺地拳四朗がプエルトリコのゴンザレスと3団体統一戦。年内の4団体統一にも意欲

WBA世界バンタム級王座決定戦に臨む井上拓真

井上拓真はWBA世界バンタム級王座決定戦でリボリオ・ソリスと対戦

 また同大会では井上尚弥の弟で元WBC世界バンタム級暫定王者の井上拓真(大橋)が「WBA世界バンタム級王座決定戦」でリボリオ・ソリス(ベネズエラ)と対戦する。

 井上は2018年12月にペッチ・CPフレッシュマートを破り、WBC世界バンタム級暫定王座を獲得も2019年11月に正規王者ノルディーヌ・ウバーリとの統一戦に敗れ暫定王座から陥落した。

 ソリスは元WBA世界スーパーフライ級王者で戦績は43戦35勝(16KO)6敗1分1無効試合。試合時は41歳になるベテランファイター。

 井上は「兄がバンタム級にいるうちは世界戦はできないと思っていた。自分自身、辛抱の年だと思って戦ってきた。そして兄が転級ということで待ちに待った世界戦のチャンスが回ってきた。自分もデビューしてから10年経ちますし、いろいろな経験を積んできた。今が一番、世界を獲れる自信がある。必ず返り咲きたいと思う。兄が最初に手にしたベルトもWBAなので、これも何かの縁かなということで、ここはしっかりベルトを獲って、最終的には自分も一つひとつベルトを集めて4団体を保持できるように頑張る」とWBA王座の獲得はもちろん、その先に4団体統一を目標に掲げた。

 同大会ではこの2つの世界戦のほかにキックボクシングからボクシングに転向した那須川天心(帝拳)のデビュー戦ら計5試合が行われる。

「Prime Video Presents Live Boxing 4」(4月8日、東京・有明アリーナ)
◆スーパーバンタム級6回戦
那須川天心(帝拳)vs 与那覇勇気(真正)

◆WBC・WBA・WBO世界ライトフライ級王座統一戦 12回戦
寺地拳四朗(WBC・WBA王者/BMB)vs ジョナサン・ゴンザレス(WBO王者/プエルトリコ)

◆WBA世界バンタム級王座決定戦 12回戦
井上拓真(同級2位/大橋)vs リボリオ・ソリス(同級3位/ベネズエラ)

◆IBF世界フェザー級王座挑戦者決定戦 12回戦
キコ・マルチネス(同級2位/スペイン)vs 阿部麗也(同級3位/KG大和)

◆WBOアジアパシフィックウェルター級タイトルマッチ 12回戦
佐々木尽(王者/八王子中屋)vs 小原佳太(挑戦者/三迫)
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