THE RAMPAGE 浦川翔平、エモい新橋を満喫?〈BUZZらないとイヤー! 第47回〉

 目的地、新橋の人気スポット「タミヤ プラモデルファクトリー 新橋店」に到着。アラフォー世代にはエモくささる懐かしのホビー『ミニ四駆』の最新版やその情報に触れられたり、走らせて遊べると人気で、実際に作って走らせて新橋に定着したBUZZを体験しちゃおうというプランです。

『ミニ四駆』は、プラモデルメーカーのタミヤが1982年に発売したモーターを搭載した手のひらサイズの四輪駆動の自動車模型で遊ぶレーシングホビーです。誰でも簡単に組み立てて走らせて遊べること、また1200円ほどで始められる手軽さもあって、幅広い年代層にファンを増やしています。もはやブームというよりは、すっかり定着した人気の趣味と言えるでしょう。


熱っぽく語るストアマネージャーの半谷さん。うしろの棚はすべて『ミニ四駆』のキット

「これはメディアで言われているのですが、『ミニ四駆』のブームには世代があって、現在は第4世代と呼ばれているようです。かつてのブームの背景にあったのがマンガやアニメのキャラクターの存在で、小学館の『月刊コロコロコミック』に連載されていた『ダッシュ!四駆郎』と『爆走兄弟レッツ&ゴー!』が代表的です。漫画があり何度かアニメにもなっていて、そのたびに『ミニ四駆』が注目されてきました」(半谷孝道 ストアマネージャー)

 とはいえ、25歳の翔平さんはブームの谷間に育った世代。この年代の方には『ミニ四駆』を通過していない人が多いのも事実です。翔平さん自身も「プラモデルは作ったことがあるんですけどミニ四駆は初めてです。弟はめっちゃ好きだったけど」とのこと。この日が初めての『ミニ四駆』です!


ショーケースから出てきたカスタムミニ四駆に「すごい」「全然違う」と興味津々。ディテールまでじっくり

 地下1階が『ミニ四駆』のエリア。壁に備え付けられた棚にはキットの箱が整然と積み重ねられ、売り場にはカスタムやチューンナップするためのパーツが並んでいます。また、カスタムしたマシンも展示されていてワクワクします

『ミニ四駆』の特徴は組み立てるのに接着剤を一切使わないこと。「ねじなどを使っているので間違って組んでしまっても、折ったりしないかぎりはやり直しが効きます。取り外しが可能なので、パーツを替えたり、モーターをバージョンアップするとか、カスタムして自分好みのものを作ることができるので、説明書に書いてないような車も作れちゃうんです。……うちのスタッフにもその道のプロがいます(笑)」(半谷さん)

「本当ですね。めっちゃいろんなものがついていますね」と翔平さん。「普通のものと比べるとどっしりしてる。すごい、めっちゃすごいわ」と釘付けです。


するっと登場したこの方がおそらく“その道のプロ”の方かと……

「それはマスダンパーというパーツでサスペンションになるパーツです」と、“その道のプロ”の近藤さんも登場。手のひらサイズの車の周りで大人たちが輪を作りワイワイと楽しそうです。

「レースに出て上を目指すとなるとこうした車にもなりますが、『ミニ四駆』はレースに出なくても全然おもしろいです。むしろ仲間内で競っているぐらいの方が結構楽しかったりもします(笑)。改造しなくても基本のもので十分に楽しめますから、今日は楽しんで」と、ここから半谷さんから近藤さんにバトンタッチです。

 積みあがった『ミニ四駆』のキットの箱を眺めながら、翔平さんはしばしのシンキングタイム。手を伸ばしたのは『ヒートエッジ』ですが、近藤さんの表情がなにやら少し曇ったのに気付いたのか翔平さんは「……おすすめはありますか?」

「組むのはどれも難しくないんですが、今日は時間制限があるので、こちらの『イグニシオン』はどうですか? 人気がありますよ」


『ヒートエッジ/HEAT EDGE』ってちょっとだけランペの楽曲みたいですねとつぶやくと、「『HEAT WAVE』的な?」と翔平さん。 思い返すと『イグニシオン/IGNISION』もしばらく前のLDHのライブシリーズにありましたよね

 この日の滞在予定時間は1時間30分ほど。このなかで選んで組み立てて走らせるスケジュールです。

「格好いいですね! スーパーカーっぽい!」と翔平さんも心が動きます。 「……人気者にしようかな」と『イグニシオン』に決定です。


ボンネットのIGのロゴをうまくカスタムすれば、ツアータイトルの「16」にもなりそう!(近藤さんからの受け売り)